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12月08日-委員長報告・質疑・討論・採決-06号

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  1. 杉戸町議会 2020-12-08
    12月08日-委員長報告・質疑・討論・採決-06号


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    最終取得日: 2021-05-03
    令和 2年 12月 定例会(第5回)            令和2年第5回杉戸町議会定例会 第13日令和2年12月8日(火曜日) 議 事 日 程 (第6号) 1、開  議 1、諸般の報告 1、議案第74号の質疑、討論、採決 1、議案第75号の質疑、討論、採決 1、議案第76号の質疑、討論、採決 1、議案第77号の質疑、討論、採決 1、議案第71号の質疑、討論、採決 1、意見書案第4号の上程、説明、採決 1、議員派遣の件 1、閉会中の継続調査の件 1、町長挨拶 1、閉  会午前10時00分開議 出席議員(15名)     1番   上  田     聡  議員       2番   宮  田  雄  一  議員     3番   野  口  俊  彦  議員       4番   原  田  壽 々 子  議員     5番   仁  部  前  崇  議員       6番   大  橋  芳  久  議員     7番   平  川  忠  良  議員       8番   窪  田  裕  之  議員     9番   伊  藤  美 佐 子  議員      10番   坪  田  光  治  議員    11番   濵  田  章  一  議員      12番   石  川  敏  子  議員    13番   稲  葉  光  男  議員      14番   須  田  恒  男  議員    15番   森  山  哲  夫  議員                           欠席議員(なし)                                                    説明のための出席者    古  谷  松  雄   町   長        田  中  秀  幸   副 町 長    大  島  康  夫   秘 書 広報        横  井  啓  至   政 策 財政                 課   長                     課   長    鎌  田  浩  明   財 産 管理        門  脇  利  夫   総 務 課長                 課   長    新  堀  直  樹   人権・男女        伊  坂  泰  重   住 民 協働                 共 同 参画                     課   長                 推 進 課長    後  藤  和  広   くらし安全        伊  塚  武  史   町 民 課長                 課   長    千  把  幸  夫   税 務 課長        小  松  晋  子   福 祉 課長                 ( 兼 )                 特 別 定額                 給付金支給                 室   長    植  原  政  彦   子 育 て        青  木  幹  夫   高齢介護課                 支 援 課長                     主   幹    知  久  伸  二   健 康 支援        小 野 寺     満   環 境 課長                 課   長    武  井  洋  樹   都 市 施設        髙  橋  宏  成   市街地整備                 整 備 課長                     推 進 室長    山  﨑  利  昭   上 下 水道        池  川  幸  一   建 築 課長                 課   長    田  原  和  明   農 業 振興        新  井  友  和   商 工 観光                 課   長                     課   長                 ( 兼 )                 農業委員会                 事 務 局長    伊  藤  美 由 紀   教 育 長        赤  石  二  郎   教 育 次長    丸  尾     環   学 校 教育        髙  橋  功  一   社 会 教育                 課   長                     課   長    鈴  木     聡   会計管理者        斉  藤  浩 太 郎   選 挙 管理                 ( 兼 )                     委 員 会                 会 計 課長                     書 記 長                                           ( 兼 )                                           公平委員会                                           事務局長・                                           監 査 委員                                           事務局長・                                           固 定 資産                                           評 価 審査                                           委員会書記                                                    事務局職員出席者    中  島  宏  征   事 務 局長        川  口  真  也   事務局次長    門  井  和  美   書   記        梶  原  誠  二   書   記 △開議の宣告                               (午前10時00分)〇濵田章一 議長 これより本日の会議を開きます。                          ◇ △諸般の報告 〇濵田章一 議長 日程第1、諸般の報告をいたします。  初めに、5番、仁部前崇議員ほか4名から意見書案第4号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。  次に、議員派遣の件につきまして、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。  次に、各委員長から閉会中の継続調査の申出がありましたので、閉会中における継続調査一覧表を本日お手元に配付しておきました。  以上で諸般の報告を終わります。                          ◇ △議案第74号の質疑、討論、採決 〇濵田章一 議長 日程第2、議案第74号 令和2年度杉戸町水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。  ご質疑ございましたら発言願います。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立多数〕〇濵田章一 議長 起立多数であります。  よって、議案第74号 令和2年度杉戸町水道事業会計補正予算(第2号)の件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第75号の質疑、討論、採決 〇濵田章一 議長 日程第3、議案第75号 令和2年度杉戸町下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。  ご質疑ございましたら発言願います。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立多数〕〇濵田章一 議長 起立多数であります。  よって、議案第75号 令和2年度杉戸町下水道事業会計補正予算(第2号)の件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第76号の質疑、討論、採決 〇濵田章一 議長 日程第4、議案第76号 令和2年度杉戸町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。  ご質疑ございましたら発言願います。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立全員〕〇濵田章一 議長 起立全員であります。  よって、議案第76号 令和2年度杉戸町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第77号の質疑、討論、採決 〇濵田章一 議長 日程第5、議案第77号 令和2年度杉戸町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  これより質疑に入ります。  ご質疑ございましたら発言願います。  9番、伊藤美佐子議員。       〔9番伊藤美佐子議員登壇〕 ◆9番(伊藤美佐子議員) 9番議員の伊藤でございます。杉戸町介護保険特別会計補正予算(第3号)に対する質問を1点させていただきます。  10ページ、11ページに歳出がございまして、介護保険システム改修業務委託料ということで、これが介護保険制度の改正に伴うシステム改修ということでお聞きしていますけれども、介護保険制度の改正というのはどういう内容なのかお聞きしたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 おはようございます。お答えいたします。  介護保険の制度改正ということで、今回補正を出させていただきました。システム改修ということで、令和3年度の介護報酬等の改正に対しまして、令和2年度中にシステムを改修し、対応するものでございます。具体的には6つございます。1つが要介護認定を受けた者に対する総合事業利用の弾力化、2つ目といたしまして介護報酬の改定、3つ目といたしまして更新認定有効期限の期間の上限の延長です。続きまして、4つ目といたしまして保険料、税制の改正の対応でございます。5つ目といたしまして、認定ソフトバージョンアップに伴う項目の追加、6つ目といたしまして、介護予防・日常生活支援総合事業利用者基本チェックリストの入力及び送信機能の追加の6つでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  9番、伊藤美佐子議員。 ◆9番(伊藤美佐子議員) 6点変更の中に、認定の期間がということがありますが、期間はどのように変わるのか。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 お答えいたします。  認定期間の更新の関係ですが、今現在で更新が3年間、36か月となっております。来年の4月1日からは、それが4年、48か月に延びるということで、今回のシステム改修と至りました。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  9番、伊藤美佐子議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆9番(伊藤美佐子議員) これが、今までが3年間であったものが4年間に変更になるというのはどういう理由で、内容を充実する意味もあるのかとは思うのですけれども、どういう状況の下で4年間にするのか、理由をお聞きしたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 お答えいたします。  今現在が3年間ということで、今度4年間になるわけですが、考えるところによりますと、現在3年で、結局更新の期間を長くすることによりまして、いわゆる更新の認定の調査の関係が3年から4年ということになりますので、一定期間、長くその認定度を維持できる。次の審査のときに、3年は4年になるということなので、1年延長して期限を長くすることによってその方の認定度を維持する。ただ、4年になるのですが、いわゆる区分変更みたいな形で、体調の変化があったときはそれに随時対応しますので、基本的にはいわゆる認定調査のしやすいようにというか、そういう形で延びたのかと思われます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  12番、石川敏子議員。       〔12番石川敏子議員登壇〕 ◆12番(石川敏子議員) 介護保険補正予算についてお尋ねをいたします。  システム改修ということで、先ほど伊藤議員からも質疑がありましたが、このシステム改修の内容について、先ほど改定6点に伴うものだということだったのですが、要介護認定でチェックリストに今までは要支援だけだったチェックリストが要介護5まで拡大するということになるのかなと思うのですが、そこはどう町としてはなるのか。  それと、委託料ですので、どこにどう委託するのか。  それから、介護報酬についても、介護報酬の改定があるとおっしゃっていました。まだ決まっていないのかなとは思うのだけれども、状況どうなのかも含めてお答えをいただきたいと思います。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 お答えいたします。  まず、1点目の総合事業の変更、チェックリストを受けた方が、今まで要支援だった方が4月以降にそのまま総合事業、要介護がつきましてもそのまま移行するという形なのですが、弾力化ということで、どのような手続で利用するということの詳細につきましては公表されておりませんので、今後明らかになり次第、それに随時対応していくという考えでございます。まずはシステムの改修が先ということになります。  委託先なのですが、株式会社TKCの介護保険システム、額でいいますと158万9,500円、両備システムズの介護認定審査会支援システム、こちらが308万円、日立システムズの地域包括ケアシステム、これが172万2,600円、この3つがそれぞれ改修費となります。  報酬の関係ですが、国で今審議会、社会保障審議会ですか、厚生労働省で行っておりまして、1月ぐらいには最終的な回答というか、報酬が決定されるものと見込んでおります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立全員〕〇濵田章一 議長 起立全員であります。  よって、議案第77号 令和2年度杉戸町介護保険特別会計補正予算(第3号)の件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第71号の質疑、討論、採決 〇濵田章一 議長 日程第6、議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画についてを議題といたします。  これより質疑に入ります。  ご質疑ございましたら発言願います。  15番、森山哲夫議員。       〔15番森山哲夫議員登壇〕 ◆15番(森山哲夫議員) 議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画についてお尋ねをいたします。  まず、古谷町長に2点ほど質問をいたします。1点目でありますが、計画書の1ページに計画策定の趣旨が書かれているのですが、ここでは「現在の社会情勢や本町が抱える課題等を踏まえ、総合的かつ計画的な町政運営を図りながら、持続可能で、魅力のあるまちづくりを推進することを目的に、今後10年間に杉戸町が目指すまちの姿を描いた「第6次総合振興計画」を策定するものです」と、こう述べられております。持続可能で魅力のあるまちづくりを推進することを目的としていると、こう言っているのですが、そこで古谷町長にお伺いしたいのですけれども、古谷町長としてはこの第6次総合振興計画のどこに魅力を感じているのでしょうか。町民に対してこうした点が魅力的であると、胸を張れるところがあるのか。あるというのであれば、それはどういったところなのか、お示しいただきたいと思います。  それと、2点目では計画書の45ページから52ページにかけてでありますが、基本構想の中のまちの将来像についてお尋ねいたします。未来像1では、「子育てに奮闘しているみなさんは、仕事との両立や子育ての不安など、様々な悩みを抱えています」ということから始まって、「みんなが安心して子育てをしていけるよう、行政だけでなく、地域や企業が少しでも手助けできることを見つけ、子育ての様々な悩みを減らしていける、まちぐるみで子育てができるまちを目指します」と、このように書かれています。未来像4、健康福祉のところでは、「「人生100年」といわれる今、いつまでも健康でありたいという願いをだれもが持っているものです。健康であり続けることは大変なことですが、気の合う仲間と一緒にスポーツをしたり、健康診断を受けたりするしくみを充実していくことで、「自分に合った」健康づくりを後押ししていくことができます」。そう述べまして、「自分の健康を守りながら、地域の中で支え合い助け合うことができるまちを目指します」と。大体がこのように書いてあるわけなのですが、こうした未来像というのはどこの自治体でも当てはまる内容なのではないかと思うのです。古谷町長は、この未来像のどこに杉戸らしさがあると捉えているのでしょうか。町長はどう捉えているのか。この未来像を読んで、これが杉戸町の未来像なのだと理解し受け止めてくれる町民が一体どれぐらいいると町長は考えているのでしょうか。  次に、64ページです。この64ページで説明しています町民・地域・団体・事業者のアクションなのですが、政策財政課長に質問します。これは全ての未来像、67ページ以降から始まる未来像の全てにこれは、未来像というのは分野別の施策という形になっているのですが、第6次総合振興計画では、この3つの未来像ごとに「町民・地域・団体・事業者のアクション(行動)」というものが掲げられているのですが、前は協働の指針とか言ったのですよね。こうした町民や事業者等の行動規範とも取れるような記述をわざわざ行政の計画書に明記した目的、あるいは狙いというのは何だったのでしょうか。  次に、79ページ、未来像の3、社会教育についてであります。社会教育課長にお尋ねします。この79ページの施策9の学びの拠点となる施設に公民館が位置づけられていないのはなぜなのでしょうか。生涯学習センターや図書館などとあるのですが、などの中に含まれると理解してよろしいのか。80ページにも主な事業として、「生涯学習センター・図書館の運営」というのは入っているのですが、公民館の運営という記述がないのです。これはどうしてなのかお伺いいたします。  次に、85ページ、未来像4の健康福祉について。これは、高齢介護課主幹ないしは福祉課長に伺いたいのですけれども、85ページのこの現状と課題の中で、「自らの健康を守りながら、住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らすことのできる「地域共生社会」の実現を図ることが求められている」としているわけなのですが、この地域共生社会というのは一体どういう社会なのか。その下にも「地域の中で支え合い、助け合うことのできるしくみが必要です」とも言っているのですが、一体どのような仕組みなのか説明願いたいと思います。  それと、89ページなのですが、施策18、安定した社会保障制度の運営について、これは高齢介護課主幹に伺いたいのですが、この施策18では「国民健康保険制度後期高齢者医療制度、介護保険制度をはじめとした社会保障制度への理解や関心を高め」と、「適正な制度の運用を図ります」と述べているのですが、町が策定しました高齢者保健福祉計画(第8期介護保険事業計画)の素案、この4ページには「「公助」「共助」を基本としつつ、「自助」や「互助」と協働しながら地域で支え合う体制をつくっていくことが非常に重要となります」と述べられておりまして、介護保険などは制度化された相互互助であると、共助に続けているのです。そこで、お伺いしたいのですが、介護保険を行政による支援である公助、社会保障制度ではなく、こちらの介護保険事業計画では共助と位置づけているのですが、こうした杉戸町高齢者保健福祉計画(第8期介護保険事業計画)での位置づけと、こちらの総合振興計画での位置づけとの整合性というのは、これはどうなっているのか。社会保障制度なのか、相互互助、共助なのかということなのです。位置づけがそれぞれで違うのですけれども、整合性はどうなっているのかお尋ねいたします。  次に、111ページ、未来像の7、都市基盤環境について、都市施設整備課長に伺います。施策27では、都市計画マスタープランの改定、あるいは立地適正化計画の策定が掲げられているのですが、これはいわゆるコンパクトシティを目指すということでよろしいのか。また、そうだとすれば杉戸町においてコンパクトシティの形成を促進するメリットや意義というものはどういうところにあるのか、明らかにしていただきたいと思います。  次に、113ページ、未来像7の施策28でありますが、上下水道課長にお尋ねします。施策28では、「水道事業及び下水道事業においては、受益者負担適正化の観点から事業運営に必要な使用料水準への改定を行う」としているのですが、これはどういう意味なのか。上下水道料金の値上げを実施していくということなのでしょうか。  次に、121ページ、行政運営です。未来像の8、行政運営について3点ほどお尋ねいたします。まず、政策財政課長に伺います。施策の33では、「指定管理者制度やPFI、PPPなどの導入を推進します」と言っているのですが、主な事業ですと検討となってしまうのですけれども、推進しますと言っているのですが、この指定管理者制度やPFI、PPPなどの導入推進を掲げる理由というのは何なのでしょうか。  次に、財産管理課長に2点ほどお尋ねいたします。122ページの施策の34では、「公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の更新や統廃合を進める」としているのですが、公民館については個別施設計画の素案に示されているとおり、社会教育法上の位置づけを取り払った単なる住民センターにしてしまうと、こういう計画になっているのでしょうか。そういう予定で進められるということなのでしょうか。また、この施策34では、「施設の維持管理や更新、統廃合に当たっては、民間の知見や資金を活用するなど、多様な形態での施設運用を検討します」となっているのですが、ここでいう民間の知見や資金を活用した多様な形態での施設運用というのは、具体的にはどのような手法を指しているのか、指定管理者制度やPFI、PPPなどのことを指しているのかどうかお尋ねをいたします。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  私はこれまで、「みんなでよい町をつくろう」を合い言葉に、町民、議員の皆さん、また多くの方と一緒にまちづくりを進めてまいったところでございます。そのため、今回も新たな総合振興計画を作成するに当たりまして、今後におきましても引き続き多くの方々と協力しながら一緒になってまちづくりを進めていく、みんなという理念に引き継ぐとともに、行政はもちろん住民の皆さん、そして杉戸町に関わる多くの人と、身近なことや小さなことからでも杉戸町の未来について考え、行動していくことで、杉戸町をよりよい町にしていくことができると考え、まちづくりの基本理念を「みんなで考え、行動することで、よりよい「杉戸」をつくる」としたものでございます。  また、まちの将来像につきましては、「みんなで考え、行動することで、よりよい「杉戸」をつくる」という基本理念に基づき、行政はもちろん住民一人一人が家庭や地域、職場など様々な場所でまちづくりに関わり、身近なことや小さなことからでも考え行動し、そして積み重ねていくことで、これからの杉戸町を元気で魅力のあるまち、愛着を持てるまちにしていくことを目指したものでございます。  そして、この将来像の下、実現を目指し8つの未来像を位置づけておりますが、その中で特に未来像7番、機能的で自然と調和した快適なまちにおきます東武動物公園駅東口通り線や旧杉戸小学校跡地の整備は重点に進めていきたい取組でございます。そして、住民、大学、企業を杉戸町、宮代町、商工会をはじめとした関連団体、そして杉戸町、宮代町の行政だけではなく、様々な分野の方々がお互いに協力しながら、若い世代をはじめ様々な人が集まり、憩い、働く環境を整えることで、地域での経済活動を促進し、人、仕事、好循環を生み出す、環境を生み出していく取組は、基本理念や将来像に当てはまるものと、今後のまちづくりの先例になるものと考えております。  以上です。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  計画の中の町民、地域、団体、事業者のアクションが書かれている目的でございます。第6次杉戸町総合振興計画におきましては、まちづくりの基本理念を「みんなで考え、行動することで、よりよい「杉戸」をつくる」、まちの将来像を「みんなで育てるまち すぎと~自然とやさしさがあふれるまちへ~」とし、行政を含め、杉戸町に関わる全ての方々が協力していこうということを掲げております。これは、町長が常々おっしゃっている、みんなでよい町をつくろうという思いを表している部分でもございます。そのため、町民、地域、団体、事業者のアクションにつきましては、今後のまちづくりには町民をはじめ多くの方々の協力が欠かせないと考え、施策の実施に当たっては期待される協力の内容について記述したものでございます。これらは、平成30年度に開催したまちづくり町民会議におきましても、10年間のまちづくりについてご意見をいただく中で、行政のアクション、町民のアクション、地域のアクションにつきましても、自分たちがこうすればよいのではないか、これなら協力できるのではないかといった視点で多くのご意見をいただいたところでございます。これらの意見を基に記述させていただいているところでございます。なお、ここに書かれていることは、決して行動を強制するものではなくて、それぞれができる範囲でご協力をいただきたいことを書かせていただいているものでございます。  続きまして、計画書の121ページになりますが、指定管理者制度やPPPやPFIを掲げる理由についてご説明させていただきます。これらの指定管理者制度などにつきましては、他自治体でもよい事例をたくさん耳にしているところでございます。町におきましても、民間活力の活用が行政サービスの維持向上につながる事業につきましては積極的に活用を図っていくと、より効果を大きくしていきたいと、そのような考えでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  社会教育課長。       〔髙橋功一社会教育課長登壇〕 ◎髙橋功一社会教育課長 お答えいたします。  総合振興計画79ページ、未来像3、主要施策のことで、公民館と明記がないがというご質問でございますが、当然公民館を含む社会教育施設と捉えていただければよろしいかと思います。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  福祉課長。       〔小松晋子福祉課長登壇〕
    ◎小松晋子福祉課長 お答えいたします。  計画書の85ページ、地域共生社会の実現についてのご質問でございます。近年、高齢者の孤立や子どもの貧困など、公的な制度による従来の手法では対処が困難な問題が発生しております。これを乗り越えるためには、様々な問題を地域全体で我が事として丸ごと受け止める地域共生社会をつくっていくことが求められております。今回の議題であります第6次杉戸町総合振興計画や、平成30年に策定いたしました第2次杉戸町地域福祉計画では、地域共生社会の実現に向け、地域の自主的な活動の支援や充実を図ることとしております。また、包括的な支援体制の整備などを進めるとともに、関係各課と連携していくこととしております。これからの福祉施策の推進は、「我が事・丸ごと」の地域共生社会が大きなポイントであり、第6次杉戸町総合振興計画にも位置づけられたものでございますので、福祉課といたしましては住民の皆様や関係機関、また町内外の関係機関との連携、協力の下、各種の取組を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 質問にお答えいたします。  地域共生社会の関係ですが、介護保険の計画にもあるとおり、地域共生社会とは社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度、分野ごとの縦割りや、支え手、受け手という関係を超えて、地域住民が、地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人一人の暮らしと生きがい、地域を共につくっていく社会を目指すものと理解しております。関係する各課ともそのようなところで結びついていければと思っております。  続きまして、共助、介護保険計画の4ページにございます共助の中に介護保険、総合振興計画でいう89ページのいわゆる相互の対応というか、違いなのですが、4ページに記載の共助の内容につきましては、厚生労働省において地域包括ケアシステムを説明する中に、共助は介護保険などのリスクを共有する仲間の負担とされております。第7期計画においても同様の取扱いとなっておりまして、4つの助け合いということで表記しております。今回の第8期においてもそのような形で、いわゆる社会福祉の中においては4つということで、自助、共助、互助、公助と、捉えているということでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  都市施設整備課長。       〔武井洋樹都市施設整備課長登壇〕 ◎武井洋樹都市施設整備課長 お答えいたします。  111ページ、施策の27、都市計画マスタープランの改定、立地適正化計画の策定ということで、コンパクトシティを目指していく考えなのか。また、その場合、立地適正化計画のメリットについてでございますが、町でも人口減少、少子高齢化社会の進展、また都市の低密度化に伴う都市機能の低下、公共施設に当たりましては維持更新費用の増大が懸念されている中で、厳しい財政状況であっても持続可能な都市経営を可能にするため、やはりコンパクトシティは必要ということとしております。長い時間をかけて、ゆっくり穏やかに都市施設や住宅等を誘導していきたいという考えでございます。そのメリットでございますが、住民の方の生活、利便性の維持向上、また行政サービスの効率化による行政コストの削減などが主にはメリットとなるところでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  上下水道課長。       〔山﨑利昭上下水道課長登壇〕 ◎山﨑利昭上下水道課長 お答えいたします。  113ページにございます下水道事業、水道事業におきまして、必要な使用料水準への改定を行うのかというご質問でございますが、近年の節水意識の向上や国内経済状況の悪化によりまして、生活用水量をはじめ、下水におきましても使用料の減少が続いております。その状況の中、適正な水準を理解していただきまして、改定につきましても検討をしていくものでございます。この値上げにつきましては、過去の状況を踏まえ、決算状況を見まして、その中で審議会に諮りまして検討させていただくものでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  財産管理課長。       〔鎌田浩明財産管理課長登壇〕 ◎鎌田浩明財産管理課長 お答えいたします。  122ページ、施策34、アセットマネジメントの推進、公民館については住民センターとしてしまうのかというご質問ですが、今年度中に策定予定の個別施設計画の中で、公民館については住民センターへの移行について検討していくとしております。  続きまして、施設の維持管理の件ですが、民間の知見や資金を活用する、こちらにつきましては議員お見込みのとおり、指定管理者制度やPPP、PFIの活用について想定しております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 答弁漏れはございませんか。  15番、森山哲夫議員。 ◆15番(森山哲夫議員) 町長に2点ほどお尋ねをいたしました。町長として、ここが魅力的なのだというところを示してほしいということについては、東口通り線であるとか旧杉小跡地であるとか、幾つかの事業名を挙げられましたが、未来像の件につきましては、この未来像のどこに杉戸らしさがあると捉えているのかという点については回答がなかったように思うのです。町長としては、杉戸らしさというものについてはどう捉えているのか示せないのかどうなのかお尋ねしたいと思うのです。これについては、総合振興審議会から9月11日に答申が出されているのですが、この答申にもこう書いてあるのです。杉戸らしさを実現する独自の取組を打ち出していただきたいと、こういう意見が寄せられているのですが、この杉戸町らしさを実現する独自の取組というのは一体どれだけ盛り込まれているのでしょうか、二、三例を挙げて示していただければと思います。審議会の答申はこう言っているのです。前例にとらわれない、目標の実現や課題の解決につながるような杉戸町らしさを実現する独自の取組と、こう言っているわけなのですが、独自の取組についてお示しできるものがあればお願いしたいと思うのです。  それと、政策財政課長に伺いますが、町民等のアクションということなのですけれども、例えば計画書の129ページでは、自助、互助、共助の考え方を持ちなさいと。118ページでは、インフラ整備や公共空間の活用など、様々な事業に協力します。土地の使用とか移転補償とか、個人の財産権にも関わるような事業にもとにかく協力しますということが書かれているのです。お互いに助け合いなさいとか、自助、互助、共助の考え方を持ちなさいということ自体を否定するものではないのですが、こうしたことは行政の計画書に記載すべきものではなく、主権者である町民の自主性や判断に任せるべきものなのではないですか。先ほど課長は、強制するものではないと言っているのに、どうしてあえて記載をするのか、その理由をお伺いしたいのです。  次に、公民館についてです。79ページです。先ほどの課長の答弁ですと、学びの拠点となる施設に、これは公民館も含まれるということでよろしいのですか。それ確認の意味で伺いたいのと、そもそも第6次総合振興計画には公民館という文字が一つもないのです。公民館に関する記述というのは一切ないのです。私、10年前に策定した第5次総合振興計画見てみたのですが、生涯学習の推進という施策の中に公民館という文字は5回出てきます。第5次総合振興計画では、主要施策の中でこう記載されておりました。「生涯学習の拠点となるカルスタすぎとや公民館の施設の充実とともに、利用者ニーズに応じた運用を検討するなど、施設の有効活用を図ります」と、このように書かれていたのです。第5次とは大違いなのです。どうして第6次総合振興計画では公民館という文字が一つも出てこないのでしょうか。含まれているというのはどうなのですか。含まれているのであれば、なぜ明記しなかったのか、その理由は何なのか伺いたいと思うのです。  それと、指定管理者制度、あるいはPFI、PPPなどの導入推進なのですが、総合振興計画で指定管理者制度やPFI、PPPなどの導入推進というのを掲げているところはあるのでしょうか。私は、幸手の計画見たのです。同じ委託業者だというので、大分施策の体系も似ていたのですが、こうした施策が出てこないのです。近隣の隣接する市町の中で、こうしたPFI、PPPなどの導入推進などをうたっている自治体はあるのでしょうか。  以上です。〇濵田章一 議長 この際、暫時休憩いたします。       休憩 午前10時56分       再開 午前11時10分〇濵田章一 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第71号の質疑を続けます。  15番、森山哲夫議員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  全国の自治体では、課題と現状は大体同じようなものが多いと思われますが、杉戸町としては未来像の1から8までのトータルでこれを実施していくことが、杉戸町らしさを出すことができるものと考えております。  以上です。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  まず、町民、地域、団体、事業者のアクションについてでございます。こちらにつきましては、町民、地域などの方々にみんなで考え行動するという基本理念に賛同し、まちづくりに対し同じ目標を持って自主的にご協力いただきたいという願いを込めて、アクションという言葉を選んで今回掲載させていただいたところでございます。なお、ここに書かれている内容につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、あくまでもご協力いただきたい内容でございます。強制するものではございませんが、できるだけ多くの方が、それぞれできる範囲で自主的にご協力いただくことを願ったものでございます。  続きまして、指定管理者制度、PPPについて、私からお答えさせていただきます。こちらにつきましては、当町の計画に掲載するときに他自治体を、載っているか載っていないかということは特に参考にしているところではございません。現在、旧杉小跡地の有効活用におきましてもPPPの活用を決定しているところでございますし、他自治体でもよい効果をもたらしている事例が数多くございますので、効果的な事業につきましては導入を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  社会教育課長。       〔髙橋功一社会教育課長登壇〕 ◎髙橋功一社会教育課長 お答えいたします。  公民館表記の件でございますが、意図して公民館を外したわけでもございません。当然、公民館は生涯学習拠点の一つとして社会教育担当は考えてございます。したがって、文言の整理等を行う中で、「など」という表記にさせていただいたものでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  15番、森山哲夫議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆15番(森山哲夫議員) 町民のアクションについてなのですが、政策財政課長は、みんなで考えみんな行動と、同じ目標を持ってということで、これは43ページにもそうした一人一人が小さな事柄でも考え行動していくのだと、誰もがお互いに助け合い共に歩んでいくと。こういう理念というか行動規範を、規範に沿った意味合いなのだと思うのですが、ただ同じ目標を持ってと言うのですけれども、町民と行政というのは対等な関係ではないのです。パートナーとかいう関係でもないのです。町民は主権者なのです。町の自治基本条例の第28条ではこう言っているのです。「町は、町民との協働の推進に当たり、町民の自主性及び自律性を損なわないよう配慮しつつ、その活動に対して適切な支援を行うものとする」とされているのです。この自助、互助、共助の考え方を持ちなさいとか、インフラ整備や公共空間の活用など様々な事業に協力しますとかいうことを計画書の中に書き込むのは、私は配慮を欠いたものなのではないかと、行き過ぎではないかと思うのですが、そうした捉え方は全くしていないということなのでしょうか。そういう受け止めはしていないのかどうなのか、その点お尋ねをしておきます。  それと、社会教育課長に未来像3についてお尋ねをしたいのですが、特に外した意図はなかったとか、文言の整理を行う中でと言っていますが、果たしてそれだけのことなのでしょうか。社会教育法上の公民館、町内には5つあるのですが、これが学習の拠点であると、今回の計画ではその点きちんと明記されていないのですが、「など」の中に含まれるということをおっしゃっていますが、明記されていないのです。それは、公民館を単なる住民センターにしてしまおうという計画、考え、社会教育法上の位置づけを取り払った住民センターにしてしまうと。財産管理課長からも検討していただくとおっしゃっていますが、そうした考えがあるからなのではありませんか。公民館というのが生涯学習の施策の中に一つも出てこないというのは、私は異常ではないかと思うのです。文言の中で整理を行ったと言うのですが、それはやはり、やがて5年後、10年後には公民館というものは、社会教育法上の公民館というものは存在しなくなるということを想定してのことなのか、文言の整理というのは。そこら辺の真意というか、理由等について、なぜ明記しなかったのか、学習の拠点であるという明記をしなかったのか。ここの充実を図るという、公民館の運営という言葉すらないわけです、生涯学習センターと図書館しかないわけですから。お答えいただきたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  町民のアクションについてでございます。総合振興計画の施策につきましては、当然行政が中心となって推進していかなければならないと考えております。しかしながら、現在、行政課題は多種多様化しております。行政だけではなかなか追いつかない部分もございますので、また町民の方、地域の方々のご協力によりまして、効果がより大きくなる事業もたくさんあると思いますので、本当にできる範囲でですが、ご協力をいただきたいと、そういう願いでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  社会教育課長。       〔髙橋功一社会教育課長登壇〕 ◎髙橋功一社会教育課長 お答えいたします。  公民館についてでございますが、住民センターにしてしまうという想定の中で公民館という言葉を外したのではないかというご質問についてでございますが、そういうことは考えてございません。公民館につきましては、社会教育法上の施設である以上、生涯学習拠点の一つとして社会教育課としては考えてございます。  また、住民センターへの移行についてでございますが、こちらはあくまでも計画でございまして、今後町民にとってどういう形がいいのか十分調査、検討した上で決定していくものでございますので、そちらと関連して公民館という言葉を外したということはございません。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  2番、宮田雄一議員。       〔2番宮田雄一議員登壇〕 ◆2番(宮田雄一議員) 2番の宮田です。  21ページからなのですが、こちらにアンケートの結果がいろいろありまして、町の住みごこち、定住の意向、愛着度というのがありまして、それらの全てにおいて泉地区が一番低い数字になっております。そういったことを踏まえた施策というのは、どこに書いてあるのでしょうか。何か考えているのでしょうか。  続いて、57ページのところに地図がありまして、土地利用構想図というのがありまして、そちらでも東埼玉道路の延伸計画ということで、点で書いてあるのですが、そちらにもそれを活用するような土地利用検討ゾーン等にもなっていないのですが、現状の国道4号線のバイパスもそうなのですが、ただ通過してしまうだけで、活用というのは何かここに考えを盛り込むことはないのでしょうか。  以上、2点お願いいたします。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  泉地区の施策についてでございます。総合振興計画に掲げる主要施策につきましては、地域別の施策とはなってございません。しかしながら、住みごこちや定住意向等については町内の全ての地域に共通の課題となりますので、泉地区をはじめ、各地域の実情を踏まえながら、各施策の中で課題の解決に向けた検討をしてまいりたいと考えております。  続きまして、57ページでございます。国道4号バイパスを含めた土地利用検討でございます。東埼玉道路につきましては、現在杉戸町方面への延長を要望している状況でございます。また、国道4号バイパス周辺につきましては農用地区域となっておりまして、土地利用の制限が非常に厳しい地区でもあることから、現時点では土地利用の検討を行う区域への位置づけは難しいと考えておりますが、今後の土地利用に関する国、県の方針には十分注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  2番、宮田雄一議員。 ◆2番(宮田雄一議員) ぜひ実行のほうの計画にはいろいろなことを盛り込んでいただければなと思っております。  工業団地、産業団地が出来上がりまして、それを今度は造っていくということから今度は活用していく、有効にそれがもっともっと機能していくための10年間の構想にしていただければなと思っておりますが、その辺について、これは町長にお聞きしたいのですが、特に私が住んでいる泉地区なのですが、町長は、まちづくりについて、東埼玉道路の延伸計画もそうなのですが、そういったことを活用するということについて、町をどのようにしていくのか、お考えをお聞かせいただければと思っております。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  今、東埼玉道路の件が出ましたが、あくまでもこれは構想であって、実現とかいろいろな面でできてくるわけでございますので、その段階になったところで、多分、宮田議員もまだ議員でいますので、いろいろお互いに考えていくのがいいなと思います。まちづくりは、やはりみんなで考えなくてはいけないものです。先ほどから何回も言っていますけれども。ぜひ泉地区もそういう花が咲くようなことをしてきたいと思っていますので、よろしくお願いします。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  2番、宮田雄一議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆2番(宮田雄一議員) この総合振興計画という、どこまで質問していいのかちょっと分からない、何か力加減が分からないものがあったのですが、ぜひこの大枠に対して、未来に対して何かもっときらきらできるようなものを見せていただいて、それに向かってみんなで向かっていくというのがきっと町長の思いでもあるのかと思いますので、そういったことを実現というか、それをもっと具体的に今度は見せていただければなと思っております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  3番、野口俊彦議員。       〔3番野口俊彦議員登壇〕 ◆3番(野口俊彦議員) 3番、野口俊彦でございます。議案第71号について何点かお聞きをいたします。計画の策定に係る全体的なことについてお聞きをしたいと思います。  まず、現在進行中でございます第5次杉戸町総合振興計画では、住みごこち100%のまちづくりを町政運営の指針として推進をしてきたところでございます。長期の計画を推進する上では、社会情勢等の多様な変化により影響を受ける施策もあると思います。特に人口減少や少子高齢化の加速、また大規模災害への対応、さらには公共インフラの整備などにつきましては、第5次総合振興計画を進める上で大きな課題としてのしかかってきたところでございます。今後におきましても、多様な問題、課題につきましては、引き続き取り組んでいかなければならないと認識をするところでございますけれども、向こう10年間となる将来のまちづくりを推進する第6次杉戸町総合振興計画の策定につきましては、持続可能で魅力あるまちづくりを推進することを目的としていますが、計画の策定に当たり、このような第5次総合振興計画の問題、課題も含め、町として各課にはどのような指示を出したのか、その点をお聞きしたいと思います。  次に、2点目でございます。今計画の取組のポイントといたしまして、持続可能でよりよい社会の実現を目指すために、2030年を達成年限とし、世界共通の目標のSDGsがございます。また、温室効果ガスゼロの削減に向けた取組、さらには新型コロナウイルスに対する取組、このような取組が重要な要素、ポイントになると考えますが、このような世界的にも共通した課題となっている施策についてはどのような検討をされ、またどのような計画としたのか、その点をお聞きしたいと思います。  最後に、土地利用やインフラ整備、さらには景観の形成など、望ましい都市及び地域のまちづくりの方針を示す、現在策定中でもございます都市計画マスタープラン、これは来年度改正ということでございます。また、環境の保全など環境行政の長期的な施策を定めた環境基本計画、これにつきましては令和4年度の完成ということでございますけれども、これらの計画は主要な計画であり、総合振興計画同様、長期にわたる計画でもございます。これらの計画との整合性はどのように図ってきたのか、その点をお聞きしたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  まず、計画策定に当たり各課へはどのような指示を出したのかでございます。第6次杉戸町総合振興計画の策定に当たりましては、当課が中心となって課長級職員による策定委員会、主幹、主査級職員による作業部会を開催し、計画案の内容を検討し、作成してまいりました。作業部会では、町の課題や解決に向けたワークショップを開催し、柱となる未来像の検討、取組の内容の検討、努力することで到達可能となる目標値の設定などを検討し、その検討した内容を当課が取りまとめを行い、さらに作業部会で検討した内容について、策定委員会で内容の確認や関係課との調整等を行い、各課が課題や目標を共有しながら、新たな8つの未来像の実現に向けた原案の策定に至ったものでございます。  次に、SDGsについてでございます。SDGsにつきましては、本計画の総論になりますが、杉戸町の現況と社会動向の中でSDGsの実現に向けた取組が必要であるとうたっており、全体的な取組として推進してまいりたいと考えております。また、温室効果ガスゼロの削減につきましては、未来像7の成果指標に、杉戸町役場のCO2排出量を削減目標と掲げており、一つの事業所として率先して削減を図りたいと考えております。また、新型コロナウイルス感染症に対する取組につきましては、未来像8に40番目の施策として掲げるとともに、全施策にまたがる施策と位置づけ、新しい生活様式を踏まえた各種の施策を実施してまいりたいと考えております。  また、3点目になりますが、都市計画マスタープランや環境基本計画などについてでございますが、各課の業務の中心となる役割を担う計画や長期的な計画期間を有する計画がございます。各課の基本計画等を改定していく際には、第6次杉戸町総合振興計画との整合性を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  4番、原田壽々子議員。       〔4番原田壽々子議員登壇〕 ◆4番(原田壽々子議員) 4番の原田壽々子です。議案第71号について伺います。大きく2点です。  森山議員の指摘にもありました部分なのですけれども、それから宮田議員の先ほどの町への愛着度が少ないということへの対策にも関係してくるかと思いますが、町長が日頃おっしゃっているとおり、協働における地域住民主体のまちづくりに関して、ページ42、67、85、至るところにそういった文言が入っているわけなのですが、どのように進めていくかということで、ちょっと2点ほどお伺いします。  まず、町長の答弁にも強調されておりました、みんなでまちづくりの理念は、これまでも最も大事にしている町長の政策理念と認識しております。まずはこれまで、住民の意識づけというのが大事だと思うのですけれども、住民の意識づけは進んでいると考えているのかどうか、まずそれ伺います。  2点目が、もしもその位置づけによる課題があると考えるならば、杉戸町最上位計画にあります総合振興計画が絵に描いた餅にならぬよう、この承認、今日もし承認された後、具体的にはどのような実施計画でまちづくりは進められているのか、策定計画をちょっと教えていただければと思います。  また、SDGsに関してなのですけれども、この10年やはりかなり大切な時期になりますので、その計画案は分かりましたので、それも実施計画の中でどのように策定されて入っていくのかということも併せてお伺いしたいと思います。  以上2点です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 それでは、お答えしたいと思います。  いろんな会合の中で、私は常にみんなとだよ、みんなとやるのだよ、みんなで共同でやっていくのだよ、この杉戸町はということを話しています。その中で、自分としては、何割か言い切れませんが、ある程度はその言葉が浸透してきたと思っていますので、これからも一緒にまちづくりしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  SDGsについてでございます。SDGsにつきましては、今回総合振興計画にも掲載させていただいたところでございますが、具体的な取組につきましては、実施計画でまた掲げさせていただきたいと思っております。実施計画は具体的な取組を掲載いたしますので、各取組ごとにSDGsのどこに当てはまるのかといった部分を示させていただいて、積極的な推進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  4番、原田壽々子議員。 ◆4番(原田壽々子議員) 再質問をさせていただきたいのですが、1問目に聞きたかった策定、その実施計画というのが、いつ頃どのようにされるのかということと、それから町長は何%と言い切れないと言っていましたけれども、その課題、やはり住民が参画していくに対する、これやろうよといったときになかなか集まらないとか、そういう問題はたくさんあると思うのですけれども、その課題は何だと。課題はないということなのですか。それとも課題はあると。もしあるならば、その課題が何なのかというのが分からないと、今後結局絵に描いた餅になると思いますので、ちょっとその課題の見解、認識についてお伺いしたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  先ほど答弁が少し足りなかったようでございます。大変失礼いたしました。実施計画の今後についてでございますが、ただいま予算編成をしている最中でございます。その予算編成の内容を踏まえて、2月頃実施計画は完成する予定でございます。内容につきましては、総合振興計画に位置づけられました主要な施策の方向性の具体的な取組を掲げたものでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 先ほども答弁したように、私はいろんな人とお話ししたりとか、いろいろな人とまちづくりしていきたいと思いますが、今現在町として高齢者が多いとか、現状推定でしか言えないですけれども、結局都内に仕事に行ってしまう人、いろいろいるので、だからその辺がちょっと欠けているのかなと。もっと町全体で話合いしたいなと思っていますので、その部分が少し言えないということでございますので、ご理解賜ればと思います。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  4番原田壽々子議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆4番(原田壽々子議員) これまでの課題も実際、一番この理念がみんなでということであれば、そこが具体的に4万5,000人の町民に意識づけられなければ、なかなか実行に至らないと思います。そして、この計画案というのは基本的に杉戸町自治基本条例に基づいて当然つくられていると思うのです。先ほど森山議員が、町民主体であるから、それはもう強制できない、強制して何かしなさいということはおかしいのではないかということをおっしゃられていましたが、もちろんそうなのですけれども、杉戸町自治基本条例において附則のところで読み上げますと、「社会の変化に的確に対応していけるよう、このまちに暮らす町民自らの意思と責任によってまちづくりを進めることが必要となります。そのためには、私たち一人一人がまちづくりの主役として、自らの役割を自覚しなければなりません。そして、町政に主体的に参加し、協働することによって、町民の意思をより一層町政に反映させていくことが必要です」ということが書かれておりますので、ほかのところも書かれているのですけれども、もちろん関係ないよと、勝手にどうぞという町民もいっぱい、一定数いらっしゃるとは思いますが、協力したくてもできない方もいらっしゃると思います。当然議会とか執行機関というのは、役割、責務は認識しているわけです。しかし、町民は町長がおっしゃるように徐々にとか、大分知れ渡っているのではないかとおっしゃっていますけれども、私はまだまだ全然だと思っています。なので、その辺の町民の役割、責務に関して、その実施計画の中に、2月、文言というか、具体的に入るということでよろしいのでしょうか。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  町民の役割について、実施計画の中に盛り込まれるのかというご質問でございますが、実施計画につきましては具体的な町の取組を掲載するものでございますので、町民の役割につきましては総合振興計画で掲げさせていただくということになっております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  7番、平川忠良議員。       〔7番平川忠良議員登壇〕 ◆7番(平川忠良議員) 7番議員の平川忠良でございます。議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画について質問させていただきます。  最初に、古谷町長にお聞きしたいと思います。第5次杉戸町総合振興計画基本理念が、「みんなでつくる」、「みんなが健やか」、「みんなで育む」、「みんなで歩む」、まちの将来像として、「手を取り合い 未来を築こう みんなでつくる 心豊かに暮らせるまち 杉戸~住みごこち100%のまちづくり~」実施に向けて10年間取り組んできたことでございますが、今回の議案の中の8ページに平成30年度末の計画全体の達成度は88.4%ですという評価をしております。100%のまちづくりを目指してきたわけですが、古谷町長の達成度、点数でいくと何点ぐらいということ、また第5次総合振興計画について、町長としての評価というか、見解を求めたいと思います。  それを踏まえ、その第5次の計画を踏まえて、今回の第6次総合振興計画を立てているわけですが、この100%のまちづくりを目指してきた第5次、そこから今回は基本理念「みんなで考え、行動することで、よりよい「杉戸」をつくる」、まちの将来像「みんなで育てるまち すぎと~自然とやさしさがあふれるまちへ~」。先ほど森山議員から質問があったところでございますが、そのように大幅に変えたというか、100%のまちづくりを目指してきた、そこからあえて100%まちづくりという言葉がないわけなので、その辺も踏まえての町長の基本理念、まちの将来像、これを決めた理由についての思いと、あとは第6次総合振興計画の中で、町長としては計画の中で一番実施したい、私はこれをやるのだということは何なのでしょうか、それをお示ししていただきたいと思います。  それから、9ページの第5次総合振興計画の中で、各施策のパーセント、達成度があります。この中で高齢者福祉の推進については79.2%と、基本施策の5の道路交通網の整備は67.9%、市街地居住環境の整備は67.3%、基本施策6は循環型社会の形成、公園・緑地・水辺の整備、また上下水道の整備、また環境の保全についてはそれぞれ75%であります。第6次総合振興計画では、100%をそれぞれ目指していると思いますが、果たしてこの現状を踏まえて、100%に近づける計画なのか、その辺をお伺いしたいと思います。  2ページ、先ほど原田議員が質問した実施計画は、3年間で毎年度ローリングで見直すとありますが、令和3年度からの3年間については、先ほど質問があったとおり2月中だとあります。そうしますと、議員に対しては3月定例会中にお示ししていただけるかどうか、その確認をしたいと思います。  それから、75ページに未来像の2の施策の6です。ここに「体を動かす心地よさを感じながら、幼児の興味や関心に合わせた遊びを楽しんだり、自分なりの課題を達成したりする経験を存分に行える幼児教育環境を整えます」とあります。これ具体的な取組はどう考えていらっしゃるのでしょうか。  それから、76ページの一番上です。施策の7、ここに「教職員の長時間勤務の縮減を図り、子どもと向き合う時間を確保するなど、教育の質を向上させるため、学校における働き方改革を推進します」と、これについての具体的な取組についてお伺いします。  それから、95ページの施策の19、私が毎回一般質問でしておりますが、この施策の19の中では、避難所ごとの避難所運営マニュアルの策定の計画については、細かいことなので記載はしていないと思うのですが、課としては計画をやっていくということなのでしょうか。  それから、99ページに地区防災計画策定率、目標値が10%とあります。この10%、今0%なので、具体的な取組はどうしていこうとして10%にしているのか。この10%というのが低いのか高いのかというところでありますが、課としては10%を目指したいということですので、具体的などういう取組をするのかお伺いしたいと思います。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 それでは、お答えしたいと思います。  私は、これまでも第5次杉戸町総合振興計画に掲げました将来像であります住みごこち100%のまちづくりの実現に向け、地域創生、子育て、健康、安心・安全、環境、この重点施策の5本柱として様々な取組を行ってきたところでございます。結果、全体の達成度を見ますと、私の思いといたしましては計画期間内の取組が一定の効果を上げましたが、住みごこち100%に近づいてきたところであると思っております。しかしながら、達成状況の内容を見ますと、道路、交通網の整備や市街地居住環境の整備の施策におきまして達成度が大変低くなっておりまして、これは東武動物公園駅東口通り線の整備などの進捗が思わしくなかったことが今までの原因の一つと考えております。現在は、東武動物公園駅東口通り線の整備事業が認可され、事業の進捗があるところでございますが、新たな総合振興計画におきましては、これらの事業を重点的に推進していきたいと考えております。  以上です。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  高齢介護課主幹。       〔青木幹夫高齢介護課主幹登壇〕 ◎青木幹夫高齢介護課主幹 お答えいたします。  高齢者福祉の推進につきましては、いずれの施策においても重要と考え取り組んでまいりましたが、例えば介護保険事業の充実においては、全ての介護サービス利用者に対し100%適切なサービスが図られたか、あるいは高齢者の社会参加の促進においてシルバー人材センターにおける就労機会の提供、また保健福祉サービスの推進として、相談体制において地域包括支援センター等を中心に関係各課との連携、情報提供などの体制整備は充足していたかなど、100%の施策の達成には至らない部分もありましたことから、第6次総合振興計画におきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるとともに、積極的に社会とのつながり、参加することで、個人の尊厳やその人らしい生き方が尊重され、自分らしく安心して生活していくことができるよう、将来を見据え、地域共生社会の実現に向けて事業を実施してまいりたいと考えております。施策の100%達成に向けて取組をより強化し、実施できるよう努めてまいります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  市街地整備推進室長。       〔髙橋宏成市街地整備推進室長登壇〕 ◎髙橋宏成市街地整備推進室長 お答えします。  9ページの基本施策の5番と6番に関する道路網の交通整備について、100%近づけることができるのかということについてお答えさせていただきます。先ほどの町長の答弁にもあったように、うちの当室に関しましては東口通り線の推進に向けて全力で力を入れているところでございます。今回の総合振興計画の目標値である令和7年までには、東口通り線の完成に向けて整備を推進していきますので、100%近づけるよう努力していきます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  都市施設整備課長。       〔武井洋樹都市施設整備課長登壇〕 ◎武井洋樹都市施設整備課長 お答えいたします。  第5次の基本施策、道路交通網の整備、市街地住居系の整備、また公園・緑地・水辺の整備、こちらについての関連になりますけれども、まず道路交通網につきましては、現在着手しております整備路線、これをまず重点に進めていく考えでおります。  そして、その他の道路につきましては、安心安全な道路環境を確保するため、整備の緊急性、必要性、有効性などを調査検討し、優先度を判断して計画的な整備を図っていきたいというところでございます。また、既存の道路、橋梁に関しましては、老朽化対策や耐震化、またバリアフリーなどを計画的に検討し、適切な維持管理を図っていきたいということになります。  市街地住居環境整備の関係につきましては、まず安全で快適な生活ができるような住環境を確保するため、その基本方針となります都市計画マスタープランの改定、また立地適正化計画を令和3年度末に策定を目標としています。また、町有地の活用、また市街化区域の拡大、町の活性化に寄与する土地利用方法などについて、その方針を検討していくということになります。  また、公園・緑地・水辺環境についてでございますが、まずは南側水路でございますけれども、衛生環境の保全、また隣接周辺の安全性の確保のため整備を推進していきたい。そして、公園等の関係につきましては適切な維持管理を継続して行いまして、また大落古利根川の護岸、南側水路の活用などを行うことで町の水辺空間の活用を進めていきたいということを目標として、可能な限り施策評価の結果を向上してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  環境課長。       〔小野寺 満環境課長登壇〕 ◎小野寺満環境課長 お答えいたします。  計画書9ページにございます基本施策6、循環型社会の形成及び環境の保全につきましては、第5次杉戸町総合振興計画の実績となります。第5次総合振興計画では、循環型社会の形成として、1、ごみ収集、処理体制の充実、2、ごみ減量化、3R運動の促進、3、各種団体の支援の3つの主要施策に対する取組を行ってまいりました。  次に、環境の保全として、1、環境保全意識の高揚、2、環境保全活動の促進、3、公害等環境問題への対応、4、環境美化の推進、5、環境衛生対策の推進、6、し尿等処理体制の充実という6つの主要施策に対する取組を行ってまいりました。結果として100%の目標達成とはなりませんでしたが、第6次総合振興計画におきましても成果指標の見直しを行い、その達成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  上下水道課長。       〔山﨑利昭上下水道課長登壇〕 ◎山﨑利昭上下水道課長 お答えいたします。  基本施策6の中の上下水道の整備でございますが、第5次杉戸町総合振興計画では3つの主要施策を掲げたものでございます。1つとしまして、計画的な水道施設の整備、下水道の推進、水道事業及び下水道事業の健全運営を掲げ、平成30年度末達成状況の達成度は5段階評価で75%となりました。これにつきましても、引き続き主要施策につきまして、第6次杉戸町総合振興計画の上下水道の整備につきまして、整備目標達成を100%に近づけるよう努力してまいります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  実施計画のご報告についてでございます。3月議会定例会の期間中に開催されます2月の全員協議会において、議員の皆様には内容の報告を行う予定でございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  子育て支援課長。       〔植原政彦子育て支援課長登壇〕 ◎植原政彦子育て支援課長 計画書75ページ記載の未来像2、施策6のうちの幼児教育環境の具体的な取組に関するご質問を頂戴いたしました。それでは、お答えをいたします。  こちらに掲げました施策につきましては、幼稚園教育要領の健康の中で示されている育ちの一つとなっております。幼稚園教育は、遊びや生活の中で育まれるものであり、一方的にこれをやりなさいと提示してやらせるのでなく、幼児が興味や関心を持ち、主体的に活動に取り組むことができるように、十分な時間、空間、遊具等を確保する。また、教諭自身が活動に参加し、興味や関心を共有して活動への取組を深めることとされております。具体的な取組の一つを例示してご説明をさせていただきますと、例えば折り紙で手裏剣を作ります。ここから手裏剣を使って友達みんなで忍者遊びにつなげると。次に、忍者のコスチュームを着て、忍者らしい言葉や動きを取り入れた遊びに発展させ、平均台を川に渡る橋に見立てたり、雲梯にぶら下がり腕を鍛えたりする遊びを忍者の修行としてさらに展開させ、次々へとつなげていくと。このように遊びの中から様々な分野について想像や連想をさせ、幼児が単発的ではなく連続性を持って考え、自然と体を動かしたくなるような意欲の向上に努めてまいりたいと考えております。  また、幼児の主体的な活動が確保できますよう計画的な環境構成の工夫をはじめ、幼児一人一人の活動の場面に応じて、その活動を豊かにしていくことができるよう、また教諭の質の向上のため、運動遊びの研修や事例を持ち寄った研究会への参加、園内研修の実施を通して、引き続き物的環境、人的環境を整えてまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  学校教育課長。       〔丸尾 環学校教育課長登壇〕 ◎丸尾環学校教育課長 お答えいたします。  働き方改革の具体的な取組についてでございますが、教職員が本来の職務を着実に遂行し、子どもたちと向き合うための時間を十分に確保するためには、教職員の長時間勤務を改善しなければなりません。杉戸町教育委員会では、学校における働き方改革基本方針を策定し、働き方改革を推進し、子どもたちのために学校教育の質の維持向上を図るということを目的として、教職員が元気で生き生きと子どもたちの指導に専念できるよう、教職員の多忙化解消、負担軽減を進めております。  取組ですが、まず教職員の在校等時間縮減の取組として、ICカードにより教職員の在校等時間を管理し、長時間勤務となっている教職員には管理職から声かけを行うなど、健康管理に努めております。また、毎月21日前後にふれあいデーを設定し、定時退勤に努めるとともに、8月13日から15日を学校閉庁日として、業務を行わない日を設定しております。教職員の心的ストレスによる不調を未然に防ぐ取組として、今年度よりストレスチェックを実施しております。さらに各校の働き方推進委員を対象に、杉戸町働き方推進委員会を昨年度から実施しております。推進委員会では、働き方改革を実現するための取組について話し合うことや、県や各校の有効的な取組を紹介、共有し、各校で広めるような研修としております。働き方改革は学校だけで行えるものではないので、保護者向けリーフレットを作成し、保護者会等でご理解を図っているところでございます。今後も子どもたちのために、学校教育の質の維持向上のため、働き方改革を推進していきたいと思います。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  くらし安全課長。       〔後藤和広くらし安全課長登壇〕 ◎後藤和広くらし安全課長 お答えいたします。2点あったかと思います。  まず1点目、95ページ、施策19、避難所ごとの避難所運営マニュアル作成の計画はとのご質問でございますが、今年度、従来の避難所運営マニュアルに新型コロナウイルス関連の資料を追加、また新たな冊子として避難所における新型コロナウイルス感染症等拡大防止のための対策を作成したところでございます。また、8月に行いました避難所配置職員の現地確認の情報を基に、新型コロナウイルス感染症対策を講じた避難所設置のレイアウトを作成したところでございます。さらに、現在11月に実施をさせていただきました避難所開設運営訓練の意見等を踏まえて、避難所運営マニュアルの改定作業を行っているところでございます。ご質問の避難所ごとのマニュアルにつきましては、今後作成ができるように計画してまいりたいと考えております。  次に、2点目、99ページ、地区防災計画策定率、目標値10%、具体的な取組というご質問でございますが、地区防災計画につきましては、地域にお住まいの皆さんが自分たちの地域の人命、財産を守るための助け合い、共助について自発的な防災活動計画を作成するものでございます。当町におきましては、現在作成されております地域はございません。そのようなことで、今後、町内に49の自主防災会がございますので、一堂に集まる杉戸町の自主防災連絡協議会の総会等において、この防災計画を作成していただきますよう周知してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  この際、暫時休憩いたします。       休憩 午後 零時12分       再開 午後 1時15分〇濵田章一 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前に引き続き、議案第71号の質疑を続けます。  ご質疑ございましたら発言願います。  6番、大橋芳久議員。       〔6番大橋芳久議員登壇〕 ◆6番(大橋芳久議員) 6番議員の大橋芳久です。議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画について質問をしていきます。質問は、大きく言うと4点あります。  まず1つ目は、この計画のキーワードである「みんな」についてです。これに関しては、ここではこの計画の策定過程について3つお聞きしたいと思います。ほとんど全ての自治体で同じような計画ができているわけですが、どこか参考にした自治体はあるのでしょうか。あるのであれば、具体的にどの自治体のどこの部分を参考にしたのかというのが1つ。そして、会議を開いたりとかヒアリングをしたというのは野口議員への答弁であったので、私からは委託会社と何回打合せをしたのか、簡潔で構いませんのでお答えください。  さらに、この計画の文章というのは、どの程度自分たちで作文をしたのでしょうか、その割合を教えてください。また、文章作成とかを委託する際に、どのようなお願いをしたのかお聞きしたいと思います。  そして、3つ目なのですが、コロナ対策の関連の箇所についてなのですけれども、ここはどのようにして出来上がったのでしょうか。誰の意見を参考にして、誰が創案し、誰が文面を考え、どのような町民の意見があり、それをどのように反映させたのでしょうか。9月11日に審議会からの答申があり、その後に開始されたのかなと思うわけですけれども、聞くところによると、諮問委員会であるアセットマネジメント会議でもこれらが取り上げられたが、委員の方々には、具体的な意見を言っても、ほとんど聞いてくれなかったということを聞いております。そこの事実関係についても明らかにしていただきたいと思います。  次に、大きい2つ目なのですが、この計画の実現の可能性について伺います。今までこのことについても触れてきたわけですが、今回は違う目線で質問いたします。計画を実現するには、財政的裏づけが必要になります。この計画が現実に即した計画としてつくられているのであれば、なおさらのことです。ここでは税務課長に質問したいと思います。税務課長は、この策定についてのヒアリングの際に、財政の見通しについて何回政策財政課にどのような報告、提言をしたのでしょうか。そして、コロナの影響で税収減が見込まれ、来年の税収の見通しが立った後、何か政策財政課にアドバイスを求められたのでしょうか。また、計画を作成した後に、政策財政課から財政の裏づけについての確認があったのか伺いたいと思います。  次に、大きい3つ目、基本計画について伺いたいと思います。第3部の基本計画を見てみると、未来像が第5期の6つから8つへと増えました。また、全ての目標の数値についてもほとんどが上がっているわけです。この点についても、バランスよくということが反映されているのだと思いますが、悪く言えば総花的なものになっているわけであります。これからの時代、財政が厳しい杉戸町にとっては選択と集中をしなければ生き残っていけないと思うわけです。そして、何かストロングポイントもしくはオンリーワンでもつくっていかなければ、この時代に勝ち抜いていけないわけですが、総花主義になっていないのか、選択と集中についてどのようにお考えなのでしょうか、伺いたいと思います。  最後に、総合振興計画はやはり夢や理想を語るべきものではないかということについて質問させていただきます。町民が夢を見られるという点で分かりやすいのは、土地利用と将来の人口予測だと思います。9月議会にも質問しましたが、土地利用の構想については現実的なものへと変更し、縮小したという旨の答弁がありました。しかし、これはあくまでも構想であり夢でもあります。実現するかどうかではなく、構想として土地利用の活用を残してもよかった、残すべきではなかったのかと考えますが、なぜ縮小してしまったのか、その理由について改めて伺います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  まず、この計画のキーワード、「みんな」について、どこか参考になった自治体はということでございました。近隣の自治体の計画、手元に五、六個あったのですが、そちらは中身を見ました。どこを参考にしたかというところが、特にこれというのが申し上げられないところなのですが、全体的な最近のつくり方といいますか、そういったものは学ばせていただいた、参考にさせていただいたと考えております。  次に、委託会社との打合せでございますが、こちらについてはちょっと数が正確には申し上げられないのですが、30回ぐらい打合せはさせていただいていると。ちょっと私の認識なのですが、お答えさせていただきたいと思います。あと、計画の文章についてでございます。こちらにつきましては、今回の計画はなるべく職員の力でつくりたいと考えましたので、文章の基になったものは職員がつくっております。委託会社に一応見ていただいて、文章としてよりよくなるようにということでご指導いただいたところでございます。  続きまして、コロナウイルスの関係の文章についてでございますが、こちらの内容につきましても当課で考えたものでございます。内容につきましては、各課に照会をいたしまして、文章の整理をしたところでございます。  また、総合振興審議会の委員の意見が反映されているのかというご質問かと思いますが、委員からは新型コロナウイルス感染症の影響について、それぞれの施策になるべく入れてほしいということがございましたので、今回計画の中に、施策の中にも入れさせていただいているというところでございます。  続きまして、基本計画についてでございます。総花的ではないか、選択と集中が必要ではないかというご質問でございました。確かに総合振興計画でございますので、総合的に町を推進していくという計画でございますので、どうしても総花的と言われれば総花的になってしまうところがございます。8つの施策を今回未来像として設定させていただきましたが、どれ一つ欠けることがあってはならないと考えておりますので、町とすれば8つの施策を底上げして、よいまちづくりをしてまいりたいと考えております。  次の土地利用構想についてでございます。今回の計画につきましては、様々な法律や国や県の今の考え方を鑑みまして、実現可能な可能性があるところ、詳しく申し上げれば与左衛門地区のところになるのですが、そういった部分は一応検討地域として掲載させていただいているところでございます。今後、国や県の考え方が変わった際には、後期基本計画などで変更できれば、変えていきたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  税務課長。       〔千把幸夫税務課長登壇〕 ◎千把幸夫税務課長 お答えいたします。  議員ご質問の計画の可能性という点で税収の面でございますが、財政的な裏づけといたしまして、総合振興計画策定に当たっての町税収入額の見込みにつきましては、当課では特段作成しておりません。提言、アドバイス等は私どもからは行っていないところでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  6番、大橋芳久議員。 ◆6番(大橋芳久議員) まず、1つ目の「みんな」というところのキーワードなのですけれども、さきの私の一般質問のときに、みんなでという言葉に関連し、どのようにして町民の参加を求めるかという私の質問に対して、副町長はSNSを活用してとお答えになりました。そこで、さらに今回突っ込んで質問したいと思うのですが、そのSNSの活用の仕方について伺います。というのも、よく答弁で、今の時代ホームページに載せました、SNSを活用してというものがありますが、もうそれをやっていても先進的な取組とは言えない状況になっています。どこもSNSをやっているので、やっていて当たり前という感じになっています。しかも、SNSはただ単に発信しているだけは駄目なわけです。問題なのは、例えばフォロワー数を増やすとか閲覧数を増やすとか、そういう取組をしないとSNSの活用にもならないというわけです。私も人のことを言えないのですけれども、なかなか継続することが難しくて、副町長自身もツイッターをやっていらっしゃると思うのですけれども、エール飯とかもツイートしていたけれども、最近はなかなか反応がないような気がするのです。SNSの活用ということはちょっと抽象的なので、具体的な活用方法、アイデアについてお答えいただきたいと思います。  そして、2つ目なのですけれども、今の税務課長の答弁からすると、何のアドバイスとか提言もないということなのですけれども、それを基にして本当に各課との連携が図られた計画ができたと言えるのでしょうか。  あと、また税務課長に2つ確認をさせていただきたいのですけれども、1つは今後の財政の見通しについてです。今後人口減や少子高齢化、労働力人口減っていくのですが、5年後、10年後の税収についてはどのような予測を立てているのでしょうか。もし予測は立てていないのであれば、税収が減るか増えるかだけで結構ですので、明らかにしていただきたいと思います。そして、計画では先ほど申し上げたように総花主義になっていて、全ての数字は上昇しているのですが、中には予算を伴うこともあると思います。果たして全ての目標が達成できるだけの税収が可能だと見込んでいるのか、伺いたいと思います。  そして、3つ目の基本計画について伺いたいと思います。私は、この政策が本当に基本構想の実現に向けて必要なものか、怪しいものもあると思って聞いています。ここで3つ具体的に伺うのですけれども、まず防犯灯設置基数、99ページについて伺いたいと思います。第6次総合振興計画を見てみると、基準値で3,973基となっていて、目標は5年間で4,500基となっています。つまり5年間で約500基増を目標としています。ところが、令和元年度の決算を拝見したところ、防犯灯工事については新設15基、移設12基、撤去2基でした。つまりこのペースでいくと、5年後75基、達成率は約12%となります。そこで伺うのですけれども、まず防犯灯の設置というのは、地元の要望があって設置されると聞きますけれども、年間何基ぐらいの設置要望があるのでしょうか。そして、この数値目標についてはどのように設定されたのでしょうか。また、これが達成されたとして、どのような成果をもたらすのかお答えいただきたいと思います。  次に、107ページの地域資源数(推奨土産品、グルメなど)について伺いたいと思います。基準値では54個ですが、目標値では63個となっています。この目標値の設定の根拠と、これをどう実現しようというのか。また、これが達成されたときの効果についてどのようにお考えなのでしょうか。  そして、もう一つ伺いたいのは、今まで杉戸町が取り組んでいた杉戸宿についての明記がどこにも記載されていないような気がするのですけれども、この杉戸宿についてはどのような取扱いなのかお答えいただきたいと思います。  そして、4つ目として伺うのは、未利用公有地の面積です。これは128ページになると思います。これを達成することによって、どういうメリットがあるのでしょうか。その数値設定の根拠はどうなっていて、それをどう実現していこうというのか伺いたいと思います。政策財政課長には、この未利用公有地の面積という事項を何で選んだのか、あえてこの事項を選んだのかということを併せて伺いたいと思います。  そして、4つ目の夢や理想を語るべきものということの再質問なのですが、先ほども言いましたけれども、あくまでも構想なわけで、私としてはできるかできないかというのはあまり大きな意味を持たないわけです。繰り返しますけれども、私は10年後の計画なんて立てる必要はないと思っているけれども、夢や希望や理想を語るのは、私は文句は言いません。我々の役は、町民に夢を見ていただくことだと思いますし、むしろ大いに夢や理想というのを語るべきだと思います。ところが、この総合振興計画はバランス重視で現実に即してつくったので、夢があまり感じられないわけです。しかも現実に即してつくったと言いながら、10年後どうなっているかあまり分からないとおっしゃっている。結局どっちつかずになっているから、けちをつけていると思われるかもしれないのですけれども、私としては意見を言いたくなる。夢ならば、夢を語ればいいと思うのです。あと6,000人集めて単独で市になりますとか、そういう夢を語るのであれば、ではこうしていきましょうとか、ああすればいいのではないですかと。あれをやりますよ、自分からという提案が、それこそ町民から出てきて、町民参加のまちづくりになるのではないのかと私は考えます。  私もちょっとほかの自治体の総合計画を拝見させていただきましたけれども、例えば宮代町でいえば、令和12年の人口目標が3万3,000人と掲げていて、人口減が進んでいるのに強気な設定になっています。松伏町だって後期計画をつくり直すときに、実際の人口は設定の人口よりも少ないから、設定を実際に合わせて低くしたほうがいいのではないかという意見が出つつも、そうしてしまうと、もともとの目標も達成できなくなると。10を目指したから8ができる、だからといって8を目指したら5しかできなくなってしまうということをおっしゃって、目標の人口を据え置いたわけです。片や我が杉戸町の計画はどうなのかというと、この計画を見ても、今後少子高齢化、人口減が進みますと。よくなることが何も書いてないわけです。多くの人が望むのは、杉戸町の人口が増えて発展して、それこそ単独で市になっていけてというのを望んでいるのに、マイナスなことばかり書いてあってネガティブ思考な気がするのです。一体いつになったらよくなるのですかと。言葉がちょっと変なのですけれども、何か延命治療をしていて、お先真っ暗ですみたいな感じなわけです。  もう一度言いますけれども、夢や理想を語るべきものを、何で弱気な設定にしたのでしょうか。弱気な設定をすることは、町の活力を奪うのではないかと私は思うのですけれども、その点について、今度は副町長からお答えいただきたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  秘書広報課長。       〔大島康夫秘書広報課長登壇〕大島康夫秘書広報課長 お答えいたします。シティプロモーションを総括しております私から、SNSの関係につきましてお答えをいたします。  現在SNSにつきましては、町公式のものといたしまして5件を開設しているところでございます。議員ご指摘のとおり、今後はフォロワー数を増やしていく必要があると考えておりまして、今回の計画におきましても、成果指標としましてフォロワー数を掲げているところでございます。今後フォロワーを増やすために、既存のSNSによる魅力的な情報発信はもとより、新たな情報発信として、防災、防犯情報のLINEによる発信を検討しているところであります。今年度、防災行政無線のデジタル化を進めているところでありますが、それに合わせて情報発信できるか検討しており、昨年の台風19号の教訓から、プッシュ型の情報伝達として、ホームページに情報を取りに行かなくても情報を確保できる手段を増やしてまいりたいと考えております。このようなSNSの充実により、フォロワーを増やしてまいりたいと考えております。  また、SNSにつきましては、昨今いろいろな媒体が出てきているかと思います。それら時代のニーズに合ったものを採用して情報発信に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  税務課長。       〔千把幸夫税務課長登壇〕 ◎千把幸夫税務課長 お答えいたします。  今後の税収の見込みでございますが、非常に悩ましい問題ではございますが、まずこのコロナ禍からの税収の回復につきましては、現在手元に収集しました情報ではGDPが元の水準、2019年レベルに回復するのは2024年以降との記事に注目しているところでございます。ここに来まして第3波の波が大きいこと、足下の経済回復力が力強さに欠けていることも気がかりでございますが、リーマンショック時の経験を踏まえますと、コロナウイルス感染が終息した後、少なくとも2年はかかると分析しております。その後は、議員お見込みのとおりの要因により、緩やかな低下傾向になるものと分析しております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  計画が総花的で財政が厳しい中で推進することは可能かというご質問でございます。当課といたしましては、持続可能な財政運営を念頭に置いて、できるだけ施策を、8つの未来像を推進していきたいと考えております。  また、KPIについてでございますが、未利用公有地面積を選んだ理由でございます。町有地の有効活用は大変重要なことだと思いますので、活用をなるべくしていきたいと。それは財源の一つとなりますので、そういったことから選んだ、進めていきたいという目標を設定させていただいたものでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  くらし安全課長。       〔後藤和広くらし安全課長登壇〕 ◎後藤和広くらし安全課長 お答えいたします。  防犯灯の関係でございますが、今年度、令和2年11月末現在で防犯灯4,015基設置をしております。先ほど議員から質問のありました要望数なのですが、すみません、手元に資料がございませんので詳しい数字をお答えすることはできないのですが、地域等からの要望に対しては現場を確認して、設置できる場合は設置をさせていただいているところでございます。今回の目標として、この防犯灯設置基数につきましては、第5次で4,500基という目標がありました。第6次でも4,500基ということで、今後開発の採納分も含めて年間約100基の増設を目標として、このような数値目標とさせていただいたところでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  商工観光課長。       〔新井友和商工観光課長登壇〕 ◎新井友和商工観光課長 お答えいたします。  総合振興計画107ページの地域資源の数についてでございます。基準値として54個となっておりますが、目標値については63個ということで、15%増ということを目標に掲げております。内訳としましては、推奨土産品ということで、観光協会が認定しております推奨土産品が現状は47個、杉戸宿グルメが6個、あとアグリたまふわミルクセーキが1個、合わせて54個が基準値となっております。こちらの15%増を目標として掲げております。  続きまして、杉戸宿についての記述が前回に比べると少なくなっているというご意見がございました。杉戸宿も開宿400年を迎えまして、現状としては今年で405年ということになるのかと思うのですけれども、今後は杉戸宿ということだけではなくて、総合振興計画の106ページにもあるとおり、古利根川流灯まつりであったりですとか、あとは現在進めておりますミズベリングすぎとなどの埼玉県の川のはつらつプロジェクト、あとは東武動物公園駅東口通り線の整備であったりですとか、旧杉戸小学校跡地の活用など、そういう地域資源を連携していく、そういったものを効果的に活用していくということを現在考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 答弁漏れはございませんか。  当局の答弁を求めます。  財産管理課長。       〔鎌田浩明財産管理課長登壇〕 ◎鎌田浩明財産管理課長 お答えいたします。  未利用地の面積の具体的な根拠ということですが、こちら面積1%、面積でいいますと274.53平米を想定しています。具体的にこの場所を減らすというところはございませんが、当課としては各地区にある排水処理場が未利用地となっていますので、例えば大栄団地の汚水処理場372.49平米、こちらなどが売却等ができれば目標が達成できると考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続けて答弁願います。  副町長。       〔田中秀幸副町長登壇〕 ◎田中秀幸副町長 お答えいたします。  夢と希望、夢と理想という点でお尋ねがあったと思います。町のご提案しています計画がバランス重視過ぎる、ネガティブ的な思考が多いのではないかということなのですが、例えば夢の話をさせていただきますと、町内の小学生がプロ野球選手になる、これは頑張れば実現することができる夢なのかなと思います。一方、私52歳ですが、私がこれからプロ野球選手になる、これは本当に実現が不可能な夢、変な例えですけれども、夢というものがそういった形で若干温度差があるのではないかなと考えております。  人口減少の部分で、隣町が人口維持ということで強気のご発言、計画ということなのですが、これ果たして人口が減ることが不幸せなのかという究極な議論になるとは思うのですが、町の計画では国立社会保障・人口問題研究所の人口推計見ますと、減少率よりも頑張って減少幅を減らしましょうということで、今回いろいろ施策についてのご提案を申し上げました。人口が減っても、例えば町内にお住まいのご高齢の方、あるいは子育て世帯の方、あるいはひとり親家庭で頑張っている方たち、こういう人たちが幸せな生活を送れるようになること、これがまさしく杉戸町の夢なのではないかなと思っております。また、そういった方たちの可処分所得が1万円でも2万円でも上がれば、これは幸せにつながっていくのかなと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  6番、大橋芳久議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆6番(大橋芳久議員) 3回目の再質問なのですけれども、「みんな」というところでまた再々質問したいと思うのですが、私は町民の協力を得るということを何度も繰り返しているのですけれども、とてもとても難しいことだと思っているのです。なぜなら前にも言ったのですけれども、町民にはそれぞれの仕事、家庭、子育てなどが第一だからです。でも、だからといって町民の意見を聞かなくていいというわけではないと思います。私としては、たとえ町民が参加しないまでも町民の希望は聞き、それを議員や職員たちでまちづくりをしていくほうが、どちらかというと現実的なのではないかなと考えるのです。町民の意見を反映させるために我々議員がいるのだし、町民から文句がないような町にするということは、文句がないということは満足をしているということにつながると思うので、そういうような視点があってもいいかなと思います。  それでも住民の参加という点では、松伏町の総合振興計画はよくできていて、町民のやるべきことが地区別に分かれて記載されているのです。杉戸の場合でも、先ほど宮田議員からありましたけれども、泉地域に住んでいる方の満足度が低いとなっていて、そういうのはちょっと具体的なほうが分かりやすいし、人に会ってお願いをするときというのは、この場合で言うとまちづくりの参加のお願いなのですけれども、やはり抽象的なお願いは分かりにくいから駄目なのです。やはり具体的でなくては駄目で、杉戸の総合振興計画を見ても、町民の役割はすごく抽象的な枠でしか書いていないですよね。こんなに近くに見本となるものがあるのに、研究不足だったのではないのかなとちょっと苦言を呈したいと思います。  この計画を成し遂げるためには、全ての人々の協力が必要だとしていますけれども、町民といったって一くくりではないわけです。いっぱいいて、みんなが参加しなければいけないのに、これをどうやって、そもそも町民に知らせて共有して啓発していくのでしょうか。総合振興計画をつくって、別に回覧板にするというわけでもないだろうし、またホームページに掲載するだとか、広報に載せるとか、SNSを活用するというお言葉が出てくると思うのだけれども、もうちょっとそれを具体的にお示ししていただければと思います。  続いて、基本計画についての再々質問なのですけれども、私が言いたいのは何かというと、幹を見ないで枝葉を見た政策が多いのではないかと思っているのです。本来しなければいけないまちづくりというのは、もっと根深くて大きくてとても難しいものだと思うのです。でも、何をすればいいか分からないから、結局場当たり的なものを考えている気がするのです。打ち上げ花火だけ上げているような気がするのです。例えば防犯に関しては、防犯灯の数を増やすというのがゴールではないわけで、そもそも人口減で市街化地域も拡大できない現状であるのだったらば、もうちょっと効率的に防犯灯をつけるとか、そういうほうが重視されるべきではないかと思うのです。防犯灯をつけていったって、費用はかさんでいくということにもつながっていくと思うのです。  それに特産品だって、そればかり作ったってしようがないわけです。グルメでやってきたことを見れば分かるではないですか。今までカレー、たまふわ、八つ頭と様々なグルメを開発してきたけれども、それが一つでも何か続いて定着したものがあるのですか。杉戸宿に限っては、ほとんど何も載っていないと、今まで何をやってきたのかよく分からなくなってしまうわけです。今までグルメを開発して学んだ教訓というのは、何を開発するのかではなくて、それをどう育てるかということだと思うのです。それは特産品だって同じで、何かそれこそ1つオリジナルのものがあれば強いわけなのですけれども、それがないわけです。大事なのは、つくるのではなく、それをどう育てるかだと思うのです。あと子育てアプリとかでも利用者の目標は400人となっていますけれども、この人数を目標にするというのはちょっと違うような気がするわけです。  コミュニティースクールだって、今法律が結構整備されたから、つくらなければいけないというものがあるわけなのです。何が必要かということは、つくるということではなくて、まさに中身を充実させるということがこれからとても大事になってくると思うのですけれども、その中身を充実させて本物にしていくということに対してはどういうようなお考えなのかを具体的に答弁していただきたいと思います。  そして、最後なのですけれども、町長にも伺いたいと思います。町長は、旧杉小跡地の再開発のときでも、この事業は夢だとおっしゃっていました。私は、夢を語る町長の姿勢に共感をしましたし、政治家たるものは夢を語って何ぼだという再認識をしました。個人的には、この第6次総合振興計画については、もっと夢を語るようなものであってもよかったかなと個人的には思うのですけれども、その点について、最後町長の見解を伺いたいと思います。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  総合振興計画をどのように啓発していくかについてでございます。今回は、中高校生アンケートというものを初めて調査を行わせていただいたところでございます。新たな取組といたしましては、今まで中学校には1部しか計画書を渡していなかったのですが、ちょっと数を増やしまして図書室に置いていただいて、また高校生につきましても高校に計画書を多く置いていただいて学生さんに見ていただくと、これからを担っていく学生さんたちにも見ていただきたいと考えております。また、様々な情報発信については研究させていただいて、より効果が出るよう、住民参加につながるように努めてまいりたいと考えております。引き続き、施策の充実につきましては、今回計画に様々な施策を掲載させていただいているところでございます。毎年施策の内容につきましては、内部評価を行います。それで、その後に外部評価も実施しているところでございますので、そういったPDCAサイクルをきちんと活用いたしまして、より効果があるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  いろんな夢を見るのは人それぞれだと思いますが、最初にイメージしたのが旧杉小跡地を何かしたいな、これが第一だったのです。本当です。今駅前もやっと東口通り線が拡張できるようになったではないですか。それも一つあるし、杉小跡地もこれからですけれども、やっていく。また、西の仮グラウンド、何かいろいろな面でもこれからやっていく夢はあると思います。それをみんな実現していけるように、これからも努力したいと思います。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  9番、伊藤美佐子議員。       〔9番伊藤美佐子議員登壇〕 ◆9番(伊藤美佐子議員) 9番議員の伊藤美佐子でございます。議案第71号に対して何点か質問させていただきます。  14ページにございます(3)、時代の変化に対応した学校教育の推進がございます。小中学校の新学習指導要領の前文に記載されています。そこには、「これからの学校には、一人一人の児童が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。このために必要な教育の在り方を具体化するのが、各学校において教育の内容等を組織的かつ計画的に組み立てた教育課程である」と記載されています。杉戸町の基本計画における学校教育は、どのようにここには反映されているのか伺います。  続きまして、16ページにございます(5)の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取組についてでありますが、さきに質問された中で、全体的に取り組むとしているという答弁もありました。それで、実施計画2月に完成してそれにも載せるということでありましたけれども、この状態で見て、具体的なものを感じることができません。今回の一般質問で、高齢介護課では高齢者保健福祉計画の基本理念の実現や5つの基本方針に掲げる目標の施策を、このSDGsにある3のすべての人に健康と福祉を、また8にあります働きがいも経済成長もということ、また11にあります住み続けられるまちづくりを、また17にありますパートナーシップで目標を達成しようという、これらの4項目を目標に掲げていくということが言われております。そのほかに、ほかの課でどのような具体的な検討をされているのかを伺います。  3点目でありますが、42ページからあります第1章の基本理念に、将来像を2つの項目を言葉に込め、また未来像実現を目指す具体的な8つの分野ごとの施策の柱とし、主要施策に分類、各分野ごとに合計40の主要な施策を計画したと。その今回の方針について伺います。今までと角度が違っていると思いますので、その方針について伺います。  最後に、町長に伺います。第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画における町長の方針、今後の10年に向けた重点は何か。この持続可能な開発目標SDGs、誰一人取り残さないを掲げて、2030年に達成目標としておりますが、各自治体も取り組んでいます。特に町長の方針を、その点を伺わせていただきたいと思います。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  学校教育課長。       〔丸尾 環学校教育課長登壇〕 ◎丸尾環学校教育課長 お答えいたします。  第6次の基本計画、未来像2の中にはSDGsという文言は示しておりませんが、持続可能な社会をつくっていくために将来の世代のことや他の国の人たちのこと、地球全体のことを考え行動する意識を育む持続可能な開発のための取組については、基本計画の中にも位置づけられております。例えば73ページ、施策5、確かな学力と自立する力の育成の2つ目の四角にある誇れる学校づくりや、3つ目の四角にある社会の変化に対応する人材育成は、地域、地球環境や国際理解等の学習も含まれております。74ページ、施策6、豊かな心と健やかな体の育成の1つ目の四角の「すぎと・ふるさと学習」は、杉戸の自然、伝統文化、歴史、地域産業、福祉等について理解を深める、杉戸のことを知る方々、様々な年齢層の方々と学びを通して交流を深める、体験的な活動、探求的な活動を通して町への関心を持ち、よりよいまちづくりに貢献しようとする態度を養うといったSDGsに関連した内容となっております。また、新学習指導要領においては、総則をはじめ幾つかの教科で持続可能な開発のための教育についての記載があり、学習の目標及び内容とされております。SDGsという言葉については、小学校6年生の社会科の教科書で初めて取り上げられて、SDGsそのものを学ぶことになりますが、SDGsの取組については小学校1年生から始まり、教育課程に位置づけて取り組んでいるところでございます。来年度においては、この基本計画を受け作成する教育行政重点施策の中にSDGsという文言を入れ、SDGsを意識した学校教育を行うとともに、今後も未来を変える目標であるSDGsを実現していく子どもたちを育むため、教育課程において確実に実施してまいります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  今回新たな総合振興計画を作成するに当たりましては、今後におきましても引き続き多くの方々と協力しながら一緒になってまちづくりを進めていく、みんなでという理念を引き継ぐとともに、行政はもちろん住民一人一人が家庭や地域、職場など様々な場所でまちづくりに関わり、身近なことや小さなことからでも、考え、そして行動し、それを積み重ねていくことで、これからの杉戸町を元気で魅力あるまち、愛着を持てるまちに育てていくことを目指すものでございます。  その中でも、特に未来像7番、機能的で自然と調和した快適なまちにおきます東武動物公園駅東口通り線や旧杉戸小学校跡地の整備は、重点的に進めていきたい取組でございます。行政だけではなく、様々な分野の方々とお互いに協力しながら、若い世代をはじめ様々な人が集まり、憩い、働く環境を整え、地域での経済活動を促進していくことは、基本理念や将来像につながるものと考えております。なお、持続可能な開発目標でありますSDGsにつきましては、総合振興計画の実施計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略の推進に合わせて取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。〇濵田章一 議長 答弁漏れはございませんか。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  SDGsにつきまして、具体的に検討している内容については、当課からお答えいたします。当課といたしましては、本日ご答弁申し上げたところではございますが、全ての部署に関わる実施計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略においてSDGsの取組を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、町の将来像、未来像につきまして私からご答弁させていただきます。第6次杉戸町総合振興計画では、実現を目指すまちの将来像を「みんなで育てるまち すぎと~自然とやさしさがあふれるまちへ~」と定めておりますが、これは「みんなで考え、行動することで、よりよい「杉戸」をつくる」という基本理念に基づき、住民一人一人が家庭や地域、職場など様々な場所でまちづくりに関わり、身近なことや小さなことからでも、考え、行動していくことで、これからの杉戸町を元気で魅力あるまち、愛着を持てるまちに育てていくことを目指したものでございます。また、杉戸町にある資源、特に芽が出ていない資源を町の魅力として育てていくという意思も込められております。  なお、自然とやさしさにつきましては、町に残る豊かな自然を守りながら、魅力的な活用を図っていくとともに、誰もがお互いに助け合い、共に歩んでいくことができるやさしさのある、安心して住み続けることができるまちを目指したものでございます。  8つの未来像につきましては、町民の皆様や職員からの意見などを基に、各分野において10年後に実現を目指す未来の杉戸町の姿を表すものとして位置づけており、未来像を実施していくための施策につきましては様々な検討を行い、40の施策にまとめたものでございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  環境課長。       〔小野寺 満環境課長登壇〕 ◎小野寺満環境課長 お答えいたします。  SDGsに関連して、ほかに具体的に検討している担当課はあるのかというご質問でございますが、環境課で所管している施策で申し上げますと、第6次総合振興計画で掲げる施策でございますが、114ページの施策30、安定したごみ処理の実施につきましてはSDGsのゴール12、つくる責任つかう責任、115ページの施策31、豊かな自然の保持と継承がSDGsのゴール15、陸の豊かさも守ろう、116ページの施策32、地球温暖化対策の推進がSDGsのゴール7、エネルギーをみんなにそしてクリーンにそれぞれ対応するものと考えております。これら施策を実施することによって、総合振興計画の目標に向けた取組を進めることでSDGsの実現にも近づくものと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  福祉課長。       〔小松晋子福祉課長登壇〕 ◎小松晋子福祉課長 お答えいたします。  SDGsは、誰一人取り残さないことを誓っております。これは、地域住民や地域の多様な主体が我が事として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて丸ごとつながる、「我が事・丸ごと」の地域共生社会の考え方をまさに表すものであると認識しております。第6次総合振興計画における施策35の地域で支え合い、助け合う環境づくりや施策37の障がい者福祉の推進につきましては、SDGsの17の目標のうち主に3、すべての人に健康と福祉をの目標である、あらゆる年齢の全ての人に健康的な生活を確保し、福祉を推進するという目標を踏まえた内容でございます。福祉課といたしましては、これらの施策を今後具体的に展開していくために、第2次杉戸町地域福祉計画の基本理念である「みんなで支え合い 助け合う 安心安全なまちづくり」や、第5次杉戸町障がい者福祉計画の基本理念である「障がいのある人もない人も、ともにいきいきと輝き 安心して暮らせるまちづくり」を基本に、地域共生社会の実現に向けた各事業を住民の皆様や関係機関と連携、協働しながら推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  総務課長。       〔門脇利夫総務課長登壇〕 ◎門脇利夫総務課長 お答えをいたします。  持続可能な社会を実現するためのSDGsの17のゴール、目標は、私たち行政運営を担う地方自治体の職員にとっても非常に重要な課題でございます。そうした中で、総務課といたしましては、職員に対してこのSDGsに関する啓発を実施していこうと検討しているところでございます。そういった中で、研修計画の中に今後SDGs啓発研修を位置づけまして、毎年各層の職員に対してこの研修を実施することで、第6次総合振興計画におけるSDGsの推進に役立てていきたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  都市施設整備課長。       〔武井洋樹都市施設整備課長登壇〕 ◎武井洋樹都市施設整備課長 お答えをいたします。  SDGs、特に住み続けられるまちづくり、これに関連しまして主になりますけれども、当課といたしましては機能的で自然と調和した快適なまち、未来像7の関連になりますが、施策の28、住民生活を支える計画的なインフラ整備ということで、計画的な道路整備、また既存の道路や橋梁については老朽化対策や耐震化、またバリアフリー化などを計画的に検討し、施設について適切に維持管理を図っていくなど、そういったことを推進していきたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  人権・男女共同参画推進課長。       〔新堀直樹人権・男女共同参画推進課長登壇〕 ◎新堀直樹人権・男女共同参画推進課長 お答えいたします。  持続可能な開発目標の5番目、ジェンダー平等を実現しようというところで、まさにこれ男女格差の解消ということかと考えられます。男は仕事、女は家庭といった固定的な性別役割分担意識が強く残っていることから、仕事、家庭などにおいて男女格差が解消されていないといった状況がございます。例えば仕事に関して言いますと、共働き世帯が増えて働く女性が増えておりますが、その多くが非正規職員という現状があります。そのため、職場においても賃金格差はもとより、離職を余儀なくされるのも女性が多いといった格差がございます。また、家庭におきましても、共働き世帯が増えたにもかかわらず、家事、育児、介護といった家庭での女性への負担の偏りというのは約30年前と変わらないといったデータもございます。  一方、人口減少に伴い労働力が不足する中、社会の持続的な成長と活力を創出するためには多様な人材の活躍が求められております。こうした中、男女格差を解消し、男女共同参画社会を実現するためには、今後重要な取組として、例えば男性の意識改革や家庭への参画を図り、男性のワークライフバランスの実現を図っていくことが重要と考えております。また、これと両輪で女性の活躍を推進していくことが重要であると考えております。また、こうした男女格差から生まれます女性に対する暴力、こういうことに対する支援も充実させていくことが必要だと考えております。こうした取組によりまして、男女格差の解消を図り、ジェンダー平等の実現を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  9番、伊藤美佐子議員。 ◆9番(伊藤美佐子議員) この計画の中には、今までおっしゃっていただいた部分のものは見えづらい部分だったので、確認の意味でお聞きいたしました。やはり未来像の中にも1から8まである中に、例えば未来像の5が地域がつながり、安全で災害に強いまちの部分でも、このSDGsの11番、住み続けられるまちづくりにも値しますし、また13番にある気候変動に具体的な対策をというものも重なる部分があるわけです。それが、意識が皆さんに分かりやすくするためには、やはり目で見てこのSDGsのロゴマークが皆さんに分かりやすく、この政策はこういうことですよというものを示していただきたいなという思いがしておりましたので、いろんな部署でこれから計画、いろんなものが決まってくると思うのですが、そこに対してこういう形のもので、目で理解できるようなものを、政策をお願いしたいと思っていますけれども、担当部署であります政策財政課はどうお答えになりますでしょうか。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  SDGsの具体的な事業を掲載したほうがいいのではないか、具体的に進めないのではないかということでございます。先ほどもご答弁申し上げましたが、総合振興計画の実施計画、あるいは総合戦略、またみんなの予算書等で、当課としてはこういったSDGsの表記を入れてまいりたいと考えております。具体的な取組が掲載されることで、SDGsとの関連がより分かりやすくなると考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  この際、暫時休憩いたします。       休憩 午後 2時21分       再開 午後 2時35分〇濵田章一 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第71号の質疑を続けます。  ご質疑ございましたら発言願います。  12番、石川敏子議員。       〔12番石川敏子議員登壇〕 ◆12番(石川敏子議員) 12番の石川です。総合振興計画についてご質問をさせていただきます。  まず最初に、先ほど森山議員の質疑の中で出ていたことで確認したいのですが、杉戸町での社会教育法にのっとった施設、これについては図書館と公民館しかないのではないかと思っているのですが、そこはどうなのか。カルスタは、社会教育法にのっとった施設ではないですよね、生涯学習センターは。そこは確認ですので、お答えいただきたいと思います。  それと、まず総合振興計画と実施計画、それからまち・ひと・しごと創生総合戦略との関係はどのように捉えたらいいのか。総合振興計画の中でまち・ひと・しごともやっているので、ここはどう考えたらいいのか、それをご説明いただきたいと思います。  それから、2つ目には第5次の評価、どうあったのか、また達成できないものは何なのかを明らかにし、それが第6次でどのように取り入れられているのか、具体例で示していただきたいと思います。  3つ目には、人口減少対策について、何をもって人口減少に歯止めをかけ、人口増加につなげようとしているのか。町の一番これでやるのだというものがありましたらば、ぜひお答えいただきたいと思います。  それと、36ページ、取り組むべき課題ということで、課題の一つに「安心して子育てができる環境づくりが必要です」とあります。「そのため、出生数を増加させていくことや、子育て世代の移住・定住先として選ばれる子育て環境を充実させていくため、行政だけでなく、企業なども含めた地域全体で子育てを応援し、誰もが安心して子育てができる環境を整えていく必要があります」とあるのですが、その後また基本構想の未来像、45ページにあります未来像では、「まちぐるみで子育てに関わり応援できるまち」とあります。また、67ページでは現状と課題ということで、「保育ニーズに対する需要は高まっており、本町やその周辺の自治体でも待機児童問題は深刻な問題となっています。そのため」と続き、「地域の中で子育てができるしくみづくりが必要です。」と続いてくるわけですが、施策1で具体的に一体どういうものをやろうとしているのか、これを読んだだけでは住民が何やるの、住民が何をやるのかも含めてよく分かりません。今言った中身について、具体的にどういうことなのかを明らかにしていただきたいと思います。  それから、68ページ、「働きながら子育てができる環境を整えるため、民間の認可保育所や小規模事業などへの支援により、保育の利用定員拡大を図ります」とあります。町は、民間の保育園に支援するだけなのですか。民間の保育園が、民間が参入してこないと保育園はできないということなのでしょうか。そこのところを民間を入れる必要はないのではないかと、町がやるかどうかはともかく、そこについてどう考えられているのか。待機児がいるということについての町の深刻さが全く伝わってこないわけです、これを読んだだけでは。民間が来ればいいなというだけの話ではないでしょう。そこはちょっと明らかにしていただきたいと思います。  また、放課後児童クラブについても定員の拡大というのはありますが、分割も視野に入れるべきではないか、またこれはどのように考えているのか。支援単位も40人というのも全く入ってこないのですが、今守っていない町がここをきっちり守って子育て支援を頑張ろうよとなっていないのだけれども、この事業を現在どのように考えているのか明らかにしていただきたいと思います。  それから、67ページにあります子育て世代包括支援センターにおいてと、施策の1番の最初のところにあるのですが、子育て世代包括支援センターについては一本化するという方向でこれが出ているのかどうか、その点を明らかにしていただきたいと思います。  その後、主な事業というのを4つ並べています。子育て世代包括支援センターの運営、町立幼稚園・保育園の運営、施設型・地域型保育給付事業、放課後児童クラブの運営、今やっている事業を並べているだけなのだけれども、具体的にこの10年間でどう拡大するのかとか、何を充実させるのか。例えば充実しますとかと書いてあるのだったらいいのだけれども、今やっているのをただ並べているだけというのは、これはどういうことなのでしょうか。  68ページにあります施策の2で、「子どもに健全な遊びを提供し、子どもの心身の健康を増進するとともに、情操豊かな子どもを育成するため、児童館事業の充実を図ります」とここに出てくるのですが、児童館を増やすという考えはこの計画の中にはあるのでしょうか。  それから、69ページ、施策の3で、貧困対策を推進するとあります。「食糧支援や学習支援をはじめとした様々な子どもの貧困対策を推進します」とあるのですが、具体的にはどのようなものを考えているのか、何かありましたらばお知らせください。  それと、その下にあります、黒ポチの一番下にあります「家庭総合支援拠点の設置について検討します」とあるのですが、家庭総合支援拠点というものについてはどういう内容なのかを明らかにしていただきたいと思います。  それと、主な事業というのが同じように下にあるのですが、児童手当支給事業、こども医療費支給事業、ひとり親家庭等医療費支給事業、児童・生徒就学援助事業とあります。これ今やっている主な事業でしかないような気がするのです。前のときには、こども医療費の拡大とかいうのが出ていたのですが、ここは全く拡大もしないで、ただ事業を並べているだけ。さっきも言いましたが、この主な事業というのはそういうものなのでしょうか。  それから、71ページにあります、一番下にある町民・地域・団体・事業者のアクションというのがあります。これを読んだだけで、地域で子育て、地域で保育園つくるわけではありませんから、そういう意味ではここはどう見ているのか、具体的なイメージがこれを見ただけで何のイメージも出ないのです。保育園を造ったり、児童館を造ったりというのは町の仕事でしょう。そういうのが全く見えてこないという中で、アクションだけが出てくるのです。そこはどう考えているのか明らかにしてください。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  社会教育課長。       〔髙橋功一社会教育課長登壇〕 ◎髙橋功一社会教育課長 お答えいたします。  社会教育法上での施設についてでございます。当町における社会教育法上での施設は、議員おっしゃるとおり、公民館、図書館になります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  まず、総合振興計画とまち・ひと・しごと創生総合戦略との関係でございます。まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、人口減少対策を継続的に推進していくため、国の戦略及び県の戦略を勘案した上で、まち・ひと・しごと創生法第10条に基づき策定するものでございますが、総合振興計画における取組と重なる部分も多いことから、総合戦略の策定においては総合振興計画の取組のうち人口減少対策に関する部分を基にして策定を進めております。  続きまして、第5次総合振興計画の課題と第6次への反映についてでございます。第5次総合振興計画の達成状況につきましては、特に基本目標の5、安心・安全で、安らぎのあるまちにおける市街地、移住空間の整備の達成状況が低くなっております。これは、東武動物公園駅東口通り線の整備が進まなかったことによるものと考えております。そのため、第6次総合振興計画におきましては、未来像の7、機能的で自然と調和した快適なまちの施策の27、快適で居心地の良い住環境の整備において、東武動物公園駅東口通り線や旧杉戸小学校跡地の整備を掲げるとともに、東武動物公園駅東口通り線整備延長を成果指標に設定したところでございます。  続きまして、人口減少対策の歯止めについてでございます。町といたしましては、8つの未来像を全て底上げしていく必要があると考えておりますが、特に未来像の1、施策の1、安心して出産や育児ができる環境づくり、未来像の2、施策の5、確かな学力と自立する力の育成、未来像の6、施策の25、地域資源の掘り起こしと活用による観光振興、施策の26、人を惹きつける魅力的なシティプロモーションの推進、未来像7の施策の27、快適で居心地の良い住環境の整備、こちらは東口通り線、旧杉小跡地の活用が入っているものでございますが、こういったものを特に進めていきたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  子育て支援課長。       〔植原政彦子育て支援課長登壇〕 ◎植原政彦子育て支援課長 計画書の67、68ページ記載の未来像1、施策1のうち当課所管分の子育て支援施策に関するお尋ねについて、数多くご質問を頂戴いたしました。  まず1点目、施策1の具体化策についてのお尋ねでございますが、こちらは誰もが安心して子どもを出産し育児ができるよう、引き続き子育て世代包括支援センターの子育てに関する相談や、またこれオンラインも含めますけれども、情報の提供などを一元的に行い、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援の充実を図ってまいります。また、町立保育園や幼稚園では、安心安全な施設運営に努め、保護者ニーズに対応した一時預かりや病児保育、または町立幼稚園での預かり保育など、各種保育サービスの拡充を図るものでございます。要するに質も含めまして、維持拡充をしてまいりたいと考えております。また、こちらの具体的な施策については、毎年度策定される総合振興計画の実施計画、こちらに毎年度のローリングということで随時掲載をしてまいりたいと考えております。  続きまして、2点目、計画書68ページの認可保育所や小規模保育事業などへの支援により、保育の利用定員拡大ということでお尋ねを頂戴しております。こちらに関しては、町といたしましても引き続き年度当初から待機児童が出てしまっている現状は誠に遺憾であるとともに、大変これは重く受け止めておる次第でございます。こちらの待機児童解消の抜本的な対策といたしましては、この間の令和2年3月、第2期杉戸町子ども・子育て支援事業計画を策定してございますが、この中に令和4年度には小規模保育事業所、令和5年度には認可保育所の整備を見込んでおるところでございますけれども、近年少子化が急速に進行している状況の下、幼児教育・保育の無償化の影響やコロナ禍に伴う出生数の動向など、施策をめぐる急激な環境の変化に大変苦慮しておるところでございます。しかしながら、先日須田議員からの一般質問においてもご答弁を申し上げましたが、町では待機児童解消を図るべく、現在旧杉小跡地及び西仮グラウンドの利活用におけるサウンディング型市場調査、こちらを行ってございます。先ほど申し上げました第2期の子ども・子育て支援事業計画に基づいて、令和5年度に向けた新たな認可保育所の整備について、現在多角的に調査検討を進めているところでございます。なお、新たな認可保育所の整備に当たりましては、国や県の支援策が充実しており、財政的に極めて有利である民間認可保育所の誘致について調査検討を行っているところでございますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。  それと、子育て世代包括支援センターの件で1件お尋ねをいただいております。現状、母子保健型と、また基本型ということで、場所が2か所に分かれて運営がされているというのは議員もご承知のことかと思います。こちらにつきましては、引き続き各部署間の職員が緊密な連携を図っております。また、ネットワークもつなげることによって、問題となるような児童、お子さんの情報を共有し合ってございますので、引き続きこのような体制を継続してまいりたいと考えております。  それと、次に児童館事業の充実ということで、児童館を増やすことについて視野に入っていないのかどうかというご質問でございます。こちら児童館というのは、子どもの心身の健やかな成長、発達及びその自立が図られることを地域社会の中で具現化する児童福祉施設でございます。当町ではご承知のとおり、泉児童館を設置しまして、子どもたちの健全な遊び場の提供と主体的な活動を支援していると。現在、泉児童館のほかに、実は杉戸子育て支援センターもございますけれども、こちらは児童館の機能を兼ね備えた施設といたしまして、0歳から18歳までの児童の利用が可能となっております。さらに児童館職員が公民館等に出向きまして出前児童館、これを開催するなど、泉児童館と同様の活動を各地域で行っております。このように児童館の設置されていない地域においても、既存の施設を活用し対応が図られていることから、現段階では児童館を増設することは考えてございません。近年は児童数が減少するなど、家庭や社会状況等見ても児童館に求められる機能や役割も変化していることから、児童館の役割、今後の可能性、こういった点について十分検証してまいりたいなと考えております。  それと、施策3における貧困対策の推進についてのお尋ねでございます。こちら当課で具体的な事業というか支援というか、施策化しているものでございますけれども、まず1点目はフードパントリーの運営支援を行ってございます。具体的には対象となる世帯への周知、協力、またこれ福祉課と同調いたしまして食料等の拠出を行うという町職員によるフードドライブ、こういった取組を行っております。また、子ども食堂です。こちらが杉戸には2か所ほど所在しているということで把握をさせていただいておりますが、こういったものをアンケート調査等を通じて全県的、全国的にアピールをさせていただいていると。また、ちょっと相前後しますが、フードパントリーにおきましては、会場の提供であるとか冷蔵冷凍庫の設置であるとか、そういった支援もしてございます。いわば側面支援ということで、今後とも取り組んでいきたいと考えております。  それと、次に子ども家庭総合支援拠点についてのお尋ねでございます。こちらは平成28年5月成立の改正児童福祉法等に基づいて、全国の市区町村が2022年、令和4年までに努力義務ではございますけれども、設置を目指している拠点でございます。言うなれば市町村版の児童相談所などと説明をしてございます。内容でございますけれども、大きく分けて4つございます。1つ目が子ども家庭支援業務に関わる業務、2つ目が要支援児童及び要保護児童等並びに特定妊婦等への支援業務、3点目が関係機関との連絡調整、4点目がその他の必要な支援ということでございます。冒頭の説明なのですけれども、いわゆるハード整備を行うということではなくて、あくまでも従来行っているソフト施策、これを拡充することによって、言うなれば看板を設置するというイメージかと思います。今後とも相談対応やソーシャルワークの機能、こういった機能を有した拠点を整備して、児童虐待はじめそういった困難事例についても対応に当たってまいりたいと考えております。  それと、次にこども医療費支給事業にまつわりますお尋ねをいただいております。恐らく年齢拡大であるとか、地域拡大であるとか、そのような視点からのご質問やと思います。まず、年齢拡大についてお答えをいたしますけれども、こちら年齢が高くなるに従いまして医療機関にかかる機会が減少する傾向にはございます。ただ、県の補助金の対象というのが乳幼児までになっていると。したがって、町の財政負担も増大することから、現段階では拡充の考えはございません。必要性や効果を引き続き慎重に検討してまいりたいと考えております。  それと、地域拡大になります。具体的に申しますと、議員からご提案の窓口無料化を町外までといった拡充策の内容であろうかと思います。こちらについては、先ほどの制度の説明とちょっと相前後してしまうところがございますけれども、ご理解賜ればと思います。まず、現段階の町の乳幼児医療費の制度の対象年齢でございますけれども、通院及び入院で中学校修了までとなっております。ただ、県の制度は就学前までしか対象としておらず、しかも償還払いとなってございます。そのため、市町村の事情によって格差が生まれない安定した制度となるよう、毎年町村会通じまして県内全域で窓口の無料化等、制度の拡充を要望してきたところということでございます。その中で、県内全域における窓口無料化の地域拡大についての説明会が、これは県の主催になりますけれども、令和2年8月に行われました。まだ具体的な制度概要については、各市町村のアンケートも通じて施策を練り上げていくという段階でございますので、ちょっと細かいことは申し上げられないのですけれども、方向性といたしましては、こども医療費に関しましては令和4年の秋頃の実現に向けて調整していくと、このような説明がございました。今後、各市町村の意見や制度の実態、こういったものを踏まえて、町でも条例の改正であるとかシステム改修であるとか、そういった課題を一つ一つ乗り越えながら、今後の動向については注視してまいりたいなと考えてございます。  それと、最後になりますが、アクションの具体的なイメージがちょっと見えにくいというご指摘でございます。こちら計画書の71ページに記載されている、記載内容についてのお尋ねかと思いますけれども、成果指標のKPIにもございますとおり、町内3か所の子育て支援センターにおいては地域の子育て中の親子の交流促進、育児相談等を通じまして、子育ての不安感、孤立感の解消に取り組んでおります。相談による子育て相談だけではなく、行事を通じて子育て中の親子同士の交流が図られることによりまして、地域づくりにつながることを期待しているところでございます。また、ファミリー・サポート・センターでは子育てを手伝いたい、育児援助サービスを提供する依頼会員の方の中には子育て経験のある方や、講習等を通じて必要な知識を身につけた町民の方に活躍をいただいているところでございます。先ほど森山議員や原田議員から自治基本条例の28条であるとか、附則に関して言及がございました。町としては、必ずこれを町民の方々に強いるということではなくて、あくまでも自主性や自立性を損なわせることなくご協力をいただくことを期待したいというところでございます。こうして行政だけではなくて、町民の方々との協働を通じまして、町全体で子育てに対する理解が深まり、様々な立場の方に子育てに関わっていただけるよう期待したいと、そのような趣旨でございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  教育次長。       〔赤石二郎教育次長登壇〕 ◎赤石二郎教育次長 お答えいたします。  放課後児童クラブの定員の拡大や分割の考え方についてでございますが、少子化の影響により小学校の児童数は全体的に減少している傾向にあります。一方で、家庭の核家族化や女性の社会進出などの就労形態の多様化の影響により、放課後児童クラブの需要が高まっていくと考えられます。今年度の中央放課後児童クラブのように、定員以上の入室希望者が出たことにより、急遽学校の施設を利用して定員の拡大を図ったこともございます。また、南放課後児童クラブを来年度、移転、改築し、定員の拡大を目指しております。いずれにいたしましても、施設整備については指定管理者制度移行後も慎重に検討して、整備できるところは推進してまいりたいと考えております。  また、既存クラブの分割については、来年度の西と中央の分割のように、統括支援員の配置や施設整備にこれまで以上の費用がかかることになります。また、運営についても来年度から指定管理者制度の導入を控えており、全体の運営費も増額となるところでございます。まずは指定管理者が今後安定的な運営が維持できるように注視いたしまして、分割できることが可能な段階で検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 答弁漏れはございませんか。  福祉課長。       〔小松晋子福祉課長登壇〕 ◎小松晋子福祉課長 お答えいたします。  計画書69ページ、子どもの貧困対策について、福祉課でも所管しております事業があることからお答えしたいと思います。生活困窮世帯の小中学生を対象としたジュニア・アスポート事業を行っております。この事業は、埼玉県が平成30年度から杉戸町、宮代町と合同で実施しており、今後も継続して実施される予定となっております。子どもの貧困の連鎖解消や、学力の土台となる非認知能力の育成を図ることを目的としております。今後も町としては、会場の確保や関係機関との連携、地域のボランティアの協力など、運営上の支援をしてまいります。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  12番、石川敏子議員。 ◆12番(石川敏子議員) 社会教育法にのっとった施設ということで、公民館と図書館しかないわけです。その施策、目指すべき方向性というのは全く出てこないのです。生涯学習センターは出てきても、それはもう載せないという、生涯学習センターと一体には考えられないのではないかと思うのですが、そこはどう考えたのでしょうか。  人口減少について、何をもって人口減少に歯止めをかけるのかと聞いたのだけれども、8つの未来像があって、その中で6つはそれに該当するみたいなお話だったのだけれども、これで人口減少に歯止めをかけようという、町長に聞きます。町長に、今お話伺っていると、人口減少が起きているから子どもの保育園についても放課後児童クラブについても、それを見極めながらとか、そういう回答は来ているのだけれども、人口減少にもっと積極的に、それに果敢に挑戦するみたいなものがこの中に出てこないのです。町長はどう考えているのか。私は、子育て支援でやはりそこはきちんとやろうよと思っているので、子育て支援に特化して聞いたの。そうしたら、それは子育て支援は全く拡充するものがないと言えるぐらい、今やっているものとほぼ変わらない。これはもう拡充、子育て支援のためにこの事業はやろうという中身が見えてこないのです。何でやるつもりなのでしょう。町長に聞いているのです。町長、答えてください。いろいろあるとは思うのですが、何か意気込みが全く感じられないというのはどういうことと思うのですが。  それから、子育て支援についても今言ったように、具体的に子育て支援でこれはこの10年間でやるのだというものが何かあるのですか。そこはお答えください。令和5年に認可保育園を建てるというか、認可保育園に民間で来てもらいたいというのは書いてある、一応民間でと書いてあるのだけれども、もし来なくても町はそれをやるのだという姿勢はないの。近隣でも待機児を出していると、人ごとみたいなのです。自分のところで出しているものをどう解消するのだという、きちんとしたものが出てこないのだけれども、そこはどう考えているのでしょうか。もう粛々と待機児はもう、前にも町長も我慢してもらうしかないと、今いる待機児については。そう言っていたこともあるのですが、令和5年まで待機児はもう解消できないと。こういう計画でいいのと思っているのですが、それはもう待機児が出ている以上、なかなか子育て中の若い世代が越してこないでしょう。それこそ若い層を呼び込むための施策としては、絶対に待機児を出していてはいけないのです。そういう姿勢がないでしょう。そこはお答えいただきたいと思います。  それから、児童館も増やす考えはないと、にべもなく言ったのですが、112ページに「都市公園や子ども広場をはじめとした地域の交流の場、子どもの居場所を確保していくとともに、地域とともに維持管理を行うことで、地域コミュニティの発展や環境」云々と書いてあるのだけれども、この子どもの居場所の確保というのは、ただ芝生広場を造るという意味なのですか。そこのところが、子どもの居場所をつくるということであれば、児童館に関わってくるのかなと私は思って質問を入れたのですが、児童館は整備しないと、泉にあればいいと、子育て支援センターで出前児童館をやっていればいいと、こういうことなのですか。何か本当に子育てについては、日本一を掲げてきたのですよ、町長は最初は。日本一どころか、今後10年間でやることが本当にほとんど何もないということでいいのでしょうかと思っているのですが。  こども医療費についても拡大するつもりはないと。でも、高校卒業までやっている自治体もあるわけです。それはそれと、杉戸はやりませんと言い切ってしまっていいのですか。そこは全く考えていないのでしょうか。今後も、こども医療費の拡大についてはやらないと。第5次のときには、こども医療費助成制度を拡充すると言って段階的に何回かやって中学卒業まで拡充されてきたのですが、だから私は、またさらに拡充していくと思ったらば、もうそれで終わりということなのですが、そこはどう考えられているのでしょうか。  それから、先ほど言ったのですが、住民の地域力を生かしてとか、いろいろ入ってくるのだけれども、子育ての地域、隣のおばさんに子どもを預かってもらえばいいよと、そういう感覚なのでしょうか。  以上。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  今いろんなことを石川議員には言われましたが、言われてすぐ簡単にできるものではないと思っております。この中において、先ほど担当課長が話したように、旧杉小跡地、また西仮グラウンド等のサウンディング型市場調査も行っています。そこで何とか保育園ができないかと。早くても、5年の春にオープンがいっぱいなのかなと思っています。それ以上早くできることに対してはいいのですけれども、やはりみんな予定があります。その中で、あと子育て支援センターもありますし、児童館と一緒になるというのもあります。これは、いろいろと検討していかなくてはならないものもあります。それに対して、これからいろいろなもの、実際あそこはできるようになったのですから、それに甘んじることなく、いろいろな目玉となるようなものをつくっていきたいと思っております。  以上です。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  社会教育課長。       〔髙橋功一社会教育課長登壇〕 ◎髙橋功一社会教育課長 お答えいたします。  先ほど森山議員にもお答えしたとおり、公民館につきましては当然社会教育法の施設でございます。主要施策の9、自ら学べる環境の充実の中で、多様な学びのニーズに対応するため、生涯学習センターや図書館など、学びの拠点となる施設ということで公民館も考えてございます、入ってございますので、ご理解いただければと思います。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  子育て支援課長。       〔植原政彦子育て支援課長登壇〕 ◎植原政彦子育て支援課長 再質問にお答えをいたします。  大きく分けて5点ほどあったかと思います。そのうちの1点目と2点目については、言うなれば子育て支援策の具体策がちょっと見えてこない。この10年間でどういったものに取り組んでいくのだと、そのような趣旨と理解をしてございます。それは、先ほど冒頭の答弁で申し上げましたとおり、例えば保育園の整備については第2期の子ども・子育て支援事業計画に掲載しておりますとおり、やはり最大の施策といたしましては、令和5年度の認可保育所の整備、誘致、これを念頭に考えてございます。また、こども医療費については、先ほどの地域拡大のところでちょっと言及をさせていただきましたけれども、今全県下の中で制度の調整、協議、図られております。こういったものが明らかになってきた暁には、町議会に対しましても全員協議会の場などを通じて制度の変更点、そういったものについてお知らせをさせていただければなと考えてございます。  それと、大きく分けて3点目の児童館、子どもの居場所をどうするのかということでございますけれども、ちょうど1年前だったでしょうか。やはり令和元年の12月の議会に石川議員から児童館についてのお尋ねをいただいておりますが、そのときから基本的なスタンスは変わってございません。あくまでも公民館や子育て支援センター、そういった既存施設を活用しつつ、児童館機能も持たせるということは、姿勢として堅持してまいりたいなと考えてございます。  それと、4点目、医療費、これ先ほど地域拡大のお話をさせていただきましたが、年齢拡大ということで理解をしてございますけれども、こちらは冒頭の答弁のとおり、財政事情厳しき折、またこの地域拡大、ここである程度全県下で取り扱われる制度の内容がならされることによって、もしかすると制度が現段階のものと変わってくる可能性があります。こういったものも踏まえながら検討してまいりたいなと。必ずしもやらないと言い切っているわけではございませんので、ご理解を賜ればと存じます。  それと、最後に町民との協力ということでございますけれども、隣の方に預かってもらえばいいという、例えでご質問いただきましたけれども、これ私も自治基本条例を策定したときに主担当でございました。十二分にこういう28条の理念であるとか、附則の内容であるとかは承知しておるつもりでございます。かつてアメリカの大統領でケネディがいらっしゃいましたけれども、ケネディ大統領が、いわゆる国家があなたのために何をするかではなくて、あなたが国家のために何ができるかを問いたまえという演説が、就任の演説があったかと思います。私どもは決してそこまで言うわけではないのですけれども、ここはあくまで町民の皆さんの自主性や自立性、これを損なうことなく、いわゆる協働の観点から一緒にまちづくりをしていこうと。もって未来像も町ぐるみで子育てに関わり、応援できる町を形づくっていきたいなと考えている次第でございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  12番石川敏子議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆12番(石川敏子議員) 子育て支援で拡充されるもの、先ほど聞いていても具体的には何が拡充されるのかというのが見えてこない。建物を建てるとか、そういうのは違って、何かそれはやらないということみたいなお話なのですが、保育園が令和5年に認可保育園がということなのですが、万が一民間が参入してこなかったらばなくなるということにはならないのでしょうか。民間が参入しないことにはやりませんということなのでしょうか。さっきからそれも聞いているのですが、町の覚悟がないのです。民間が来れば町は支援していきますよと、物すごく他力本願なのだけれども、町の主体性がどこにあるのと。私は、だから町長に聞いているのだけれども、町が主体的にやりますよと。民間が絶対に来るという保証はあるのですか。わざわざ民間と入っていますから、そこはお答えいただきたいと思うのです。  それから、先ほど町長は児童館についても子育て支援センターと一緒に、子育て支援センターと併設するような話もしていませんでした、私の聞き間違いでしょうか。児童館について、町長の頭の中には児童館も含めて何か考えていることがあるのではないかと思うのだけれども、お答えいただきたいと思います。  それから、どうもアクションについて見えてこないのですが、先ほど協働の視点ということで、自治基本条例の中でも言われているようにという話なのですが、審議会があって、パブリックコメントもやって、パブリックコメントをやってもこれについてはこうと、ほとんどそれこそ言葉尻だけを変えるだけみたいな、中身が大きく変わることはないという、これはできませんとか平気で答えるわけですよね、パブリックコメントでも。それは協働なのですか。町がこれはできませんと答えるのがパブリックコメントの中身なのでしょうか。誰に聞いていいのか分からないのだけれども、お答えください。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  子育て支援課長。       〔植原政彦子育て支援課長登壇〕 ◎植原政彦子育て支援課長 再々質問にお答えをいたします。  冒頭ちょっとご意見、ご提言が入り組んでおりまして、十二分にちょっと理解ができておらないやもしれませんが、ご理解賜ればと思います。要するに子育て支援施策の拡充が、この総合振興計画の中では見えないというご指摘かと思います。ここに関しては、もちろんこのたび議案でお諮りしているものというのが基本構想であったり前期の計画ということなのですけれども、いわば実施計画に至る前の骨太の部分とご理解をいただければと思います。  保育の拡充については、先ほど来繰り返しになってしまいますけれども、例えば令和5年の認可保育所の整備であるとか、私立保育園に対してもなのですけれども、面積基準等を踏まえながら、施設を最大限に活用して定員枠を上げてもらうとか、また今年度から町立幼稚園で預かり保育を始めておりますけれども、こういったところについても拡充を図るべく、今施策を検討してございます。具体的に申しますと、これ国や県なんかでも紹介されている施策にはなりますけれども、例えば幼稚園において2歳児の受入れを行うとか預かり保育、こういったものをどんどん推進していくべきだというアイデアが出されております。これを町の施策にどう落とし込むか、これについて今検討を進めているところでございます。これは予算も絡む話なので、実現できるかどうかというのはございますけれども、このような形で努力は続けているということでございます。  あと保育園の整備について、民間がやらなければ町としてはやらないということなのかということなのですが、基本的な認識としまして、今現段階で誠に遺憾ではありますけれども、待機児童が出ていると。こういう状況を踏まえれば、恐らく県からの認可が下りるであろうという前提の下に、こちらの事務を今研究を始めまして、準備に着手しているという段階でございます。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 お答えしたいと思います。  今保育園にもいろいろございましたが、やはり保育園等をやろうとするならば、ある程度は俗に言う根回しというのですか、そういうことをやっていると思いますので、ある程度業者は来てくれると思います。  児童館だけではございません。これからも小学校、中学校なんかも子どもの人数が減ってきているところもあります。いろいろな面でこれからどうなっていくのか、それを見極めた上で、この地域にはこういうのが必要だ、これが必要だということは見極めていきたいと思っていますので、ご理解賜ればと思います。〇濵田章一 議長 続いて答弁求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  パブリックコメントのご意見についてでございます。大きく2つに分けられると思います。1つ目が、ご意見が具体的な取組であり、本計画の施策の中に梱包されてしまうということ、これが1つでございます。もう一つになりますが、具体的な取組であるために計画には取り込めず、実施計画の策定で検討すべき内容であったもの、大きく分けるとこの2つになるかと思います。皆さんからいただいたパブリックコメントのご意見につきましては、各課にお配りをしております。これからの施策に必ず生かしてまいりたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  1番、上田聡議員。       〔1番上田 聡議員登壇〕 ◆1番(上田聡議員) 1番議員、上田聡です。質問は全部で8点あります。  今までいろんな議員から、夢がないとか、主体性や意気込みが感じられないというご指摘がありましたが、それはなぜかというと、やはりこの計画の立てつけといいますかロジックが、人口がだんだんと減っていく、税収も減っていく、だから新規の施設はできるだけ造らない、古い施設はどんどんと整理、縮小していくという、そういった落ちになっているからです。いわば何か店じまいの論理になっているということから来るわけだと思うのですけれども、そこで最初に総合振興計画の大前提となっている将来人口推計、人口予測のあるものに焦点を当てて、以下5点伺います。  まず10ページ、お開きください。10ページに国立社会保障・人口問題研究所(以下社人研)による杉戸町の将来人口推計が載っています。これは平成27年の国勢調査を基にして、平成30年、今からは2年前です、に社人研が立てた推計であります。この社人研の推計によりますと、令和2年の人口は4万3,897人ですが、杉戸町の実際の人口は令和2年4月1日現在で4万4,687人で、プラス790人もの開きがあります。たった2年先の予測さえ外してしまったわけなのですけれども、この開きはどうして生まれたのか。誤差と片づけずに、できるだけ科学的、実証的な説明を求めたいと思います。  2つ目、54ページ、お開けください。54ページに杉戸町の描く人口予測というグラフが載っています。施策効果ありに含まれる施策とは、具体的には何でしょうか。グラフに示されている40年間の施策を5年ごとに説明できるのでしょうか。前の質問もそうですけれども、これからやる私の質問、結構何というか、答えるのに難しい質問が多うございますので、無理して答えようとしなくても、分からなければ分からない、予測不能とおっしゃっていただければ結構です。  3つ目は、同じく54ページ見ていただきたいのですけれども、令和42年までの40年間、町長や首相も替わり、大統領や主席も替わり、政策や社会のありようも変わってまいります。また、杉戸町は日本のように、外国からの移民政策を取っていない日本のような国とは違って、ほかの自治体、都府県とか、ほかの市町村からの転入出の影響も国全体よりは大きいと思うのです。ところが、そういった影響もどこ吹く風と言わんばかりに、この杉戸町の描く人口予測というグラフがきれいに右肩下がりを描く根拠は何でしょうか。  4つ目は、また同じページで結構なのですけれども、施策効果ありの場合と、なしの場合との計算式上の違いは何でしょうか。合計特殊出生率や社会増減など指標別の係数、あるいは変数というのでしょうか、その違いを明らかにしていただきたいと思います。ちなみにその係数の設定値は、何年たっても何十年たっても一定という前提の設定なのでしょうか。例えば合計特殊出生率は、最初の10年間は1.2だけれども、次の10年間は1.3、次は1.4と積み上げていくと設定されているのか、それとも1.2なら1.2のままなのかと、そういう趣旨の質問です。  それから、5つ目、総論の10ページ以降の杉戸町の現況と社会動向や、基本構想53ページ以降の将来人口では、将来人口推計とか人口予測なる用語を使用していますが、国連など英語では同じものを指して、この同じグラフを指してポピュレーション・プロジェクションと呼んでいるのです。ポピュレーション・プロジェクションの日本語訳は何でしょうか。そして、ポピュレーション・プロジェクションと、いわゆる人口推計、人口予測との意味の違いは何なのか、お分かりになれば説明してください。  次に、杉戸町への移住・定住促進策に関わる基礎データについて3点伺います。13ページの0歳から4歳転入超過数の平成26年と平成30年の比較グラフを見ますと、上尾市、滑川町、鴻巣市、桶川市、そして我が杉戸町が圏外からランクインし、久喜市も11位から5位に上昇しているのです。その要因は何でしょうか。共通する要因があるとすれば、それは何であると分析しているのでしょうか。  それから、7つ目の質問が同じく13ページの年齢別転入者数・転出者数との差のグラフを見ると、20代の転出超過が際立っているのです。それから、30代前半と40代前半の転出超過も無視できないです。こういった年代での転出超過の主な要因と今後の対策、どのようにお考えでしょうか。  最後の質問です。23ページと24ページ開けていただきたいのですけれども、23ページの定住意向と、24ページの町への愛着度についてお伺いします。住みたいという回答も、とても愛着を感じているという回答も、2018年度は2009年度に比べて10年間で10ポイント以上も低下しているのです。この主な要因はどこにあると分析していますでしょうか。  以上です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  政策財政課長。       〔横井啓至政策財政課長登壇〕 ◎横井啓至政策財政課長 お答えいたします。  まず、10ページの国立社会保障・人口問題研究所、いわゆる社人研の推計につきましては、平成27年の国勢調査を基にしておりますが、平成27年の調査では杉戸町の人口が前回の平成22年に比べ大きく減少しているため、社人研の推計においては減少幅が大きくなったと考えております。実際には、年少人口の転入数の増加などにより、国勢調査を基にしたほどの減少とはならなかったものと考えております。  続きまして、54ページの基本構想に含まれる杉戸町の描く人口予測についてでございますが、総合振興計画に位置づけられている様々な施策の推進により、出生数や子育て世帯の転入数が増加することで実現を目指す推計となっております。計画期間以降の施策につきましては、現時点では具体的にお示しはできませんが、推計におきましては令和8年度以降、計画期間における施策の効果を維持していくものとして推計を行っております。  次の人口推計についてでございます。年齢別人口の加齢に伴って生ずる年々の変化を、その要因、死亡、出生及び人口移動ごとに計算して将来の人口を求めるコーホート要因法により推計を行っております。杉戸町の近年の人口の動向を見ますと、死亡数が出生数を上回る自然減に加え、20代、30代前半の方の転出も多いことから、推計におきましては減少傾向となっております。  次に、人口推計のうち施策効果を見込んだ推計につきましては、施策効果を見込まない推計に対して、施策の効果を計画期間である令和3年から令和7年度までの間に合計特殊出生率を1.19に段階的に引き上げるとともに、子育て世帯の転入超過数につきましても段階的に25世帯増加させ、令和8年度以降はそれらを維持していくものとし、この人数を加えた上で推計を行っております。  次に、総論10ページ以降の総合振興計画における人口の推計に関する部分につきましては、将来の人口を予測、推計していることから、人口予測、将来人口推計といった用語を使用しております。ポピュレーション・プロジェクションの主な意味としては、人口予測、将来人口推計、将来人口推移などであると捉えております。  次に、転入超過の要因でございます。他団体における転入超過の要因につきましては様々なものがあり、詳細は確認が取れておりませんが、滑川町におきましては平成14年に東武東上線のつきのわ駅が開業し、周辺の土地区画整理事業により住宅地やショッピング施設が誕生したことなどにより、転入数が増加したものと考えております。杉戸町におきましても、町内における開発による新築の住宅の増加などにより、子育て世帯の転入が増加したものと考えております。  次に、20代から30代前半の転出超過につきましては、進学や就職に伴う転出が主な要因であると考えております。今後の対策につきましては、特に東武動物公園駅東口通り線や旧杉戸小学校跡地の整備などにより、多くの人が集まり経済活動を促進していくとともに、企業支援などによる町内での働く場所の創出などを通して転出の抑制に努めてまいりたいと考えております。  次に、定住意向につきましては、年代別に見ますと10代、20代において住みたいの割合が低くなっていることから、やはり進学や就職を機に町外に転出する方が多いのではないかと考えております。また、町への愛着につきましては様々な要因があると思いますが、若い世代の方々に知名度の高い町などが望まれていることなどから、町の魅力がまだまだ足りないことが要因の一つと考えております。  次に、町民アンケートにおきましては、今後のまちづくりの方向性において、全体では健康・福祉のまちが最も多くなっておりますが、10代、20代の方々には快適住環境のまち、30代、40代の方には子育て・教育のまちなどを望む声が多くなっておりますので、これらの施策を推進していくことで町の魅力の向上を図り、町への愛着の向上を目指していきたいと考えております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  1番、上田聡議員。 ◆1番(上田聡議員) 最初に、後ろ3つの質問に関連して再質問させていただきますけれども、まず6番目の上尾、滑川についてはご説明いただいたのですけれども、鴻巣、桶川など、久喜とか、そのほかにも何か要因、杉戸の教訓にもなるであろう実践例とか、そういった要因とかがあれば補足説明、もしご存じであれば副町長、よろしくお願いしたいと思います。ほかの市町村、桶川、鴻巣、上尾とかで言えることがあれば。  それと、一番最後の質問の定住意向、愛着度に関する再質問なのですけれども、年代別、24ページで町への愛着度を年代別で見てみると、10代、20代はとても愛着を感じているというのが18%で2番目に高い、高いほうなのです。なのに、23ページ、定住意向を見ると、住みたくないと、住みたいと思っていないという回答が一番多くなっているのですけれども、このギャップは何かなと思うわけなのですが、ヒントとなるのがアンケートの結果に出ておりまして、人口減少時代のまちづくりに必要な取組、28ページのところに、何と10代と20代が意外と、公共交通を充実させる取組が10代、20代でトップなのです。それから、29ページの中高生アンケートを見ても、10年後にどのようなまちになってほしいかという質問に、3位に買物の便がよいまち、4位に道路・交通の便がよいまちというのが出てくるわけなのですけれども、ここで住民協働課長にお伺いしますが、今後の10年を見据え、こういった若者たちの声を捉え、公共交通どういう方向でこういった年代の人たちにとっても使い勝手のよい利便性の高いものにしていくのか。これは、若年層の定住促進にもつながると思うのです。そういった点でご回答いただければと思います。  以上2点です。〇濵田章一 議長 当局の答弁を求めます。  副町長。       〔田中秀幸副町長登壇〕 ◎田中秀幸副町長 お答えを申し上げます。  転入超過の部分の圏外からランクインですとか、要因ということでございますが、これは科学的にどなたも答えはお出しできていないと思いますので、これは私なりの考えになると思うのですけれども、先ほど滑川についてはつきのわ駅ということで課長からご答弁あったと思うのですが、それ以外の例えば上尾、鴻巣、桶川、久喜については、やはり圏央道の沿線開発に伴う定住者の増加、これハード面の影響ですが、こういったものが多分にあるのではないかと思います。あとソフト面では、この特に上尾、鴻巣、桶川地域は県央の地域振興センターが所管しておりまして、杉戸でいうと利根なのですが、その当時から地域振興センターと管内市町村で連携した取組を地域の起爆剤として行っておりまして、この県央地域においては、例えばアプリを使った市町村めぐりを県外から誘客を呼び込むですとか、あとは地域内の小学生を地元の企業の社会見学を通じて将来的な地元の定住を進めるような、そんな取組をしておる、県内でも割と最先端の取組をやっている地域でございます。杉戸も圏外からランクインしたということで、これは草加から始まった4号線の宿場まつりの各地域の連携した事業、市町と連携した事業を行っておりましたし、あとはマッチング、未婚の方のマッチングの事業なんかもやっていましたので、そういった過去の取組がここに来て若干そういう好影響が出ているのではないかなという、私なりの分析をしております。  以上でございます。〇濵田章一 議長 続いて答弁願います。  住民協働課長。       〔伊坂泰重住民協働課長登壇〕 ◎伊坂泰重住民協働課長 お答えいたします。  上田議員からのご質問ですけれども、若い方からも公共交通機関を充実してくれというご意見があるということでございますけれども、今現在町で運行しております巡回バス等については、当初は福祉バスから始まっているということで、どうしても高齢者ですとかそういった方々の、どちらかというと交通弱者の方に向けた施策という形で進めているということでございます。また、ほかの今町でやっている施策についても障がい者ですとか、そういったやはり交通弱者向けではあります。若い人が求めているという公共交通というのが、もうちょっと研究しないと分からない部分もございますけれども、どちらかというと通勤通学に使えるような、駅に直結したようなバスの増便というか、そういったものを求めているのかなとは思っておりますが、どうしても巡回バスの性質上、いろんなバス停を通ってこなくてはいけないという部分もございますので、今後ちょっとやり方については研究を進めたいと思います。  以上でございます。〇濵田章一 議長 よろしいですか。  1番、上田聡議員、特に3回目の質疑を許可いたします。 ◆1番(上田聡議員) 引き続き通勤通学のための直行便とかを含めた地域公共交通の拡充について、ぜひ10年を見据えて推し進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。〇濵田章一 議長 ほかにありませんか。  この際、暫時休憩いたします。       休憩 午後 3時53分       再開 午後 4時05分〇濵田章一 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  議案第71号の質疑を続けます。  ご質疑ございましたら発言願います。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許可いたします。  15番森山哲夫議員。       〔15番森山哲夫議員登壇〕 ◆15番(森山哲夫議員) 議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画について、私は日本共産党議員団を代表して反対の立場から討論を行います。  第6次杉戸町総合振興計画は、2021年度から2030年度までの10年間にわたって杉戸町におけるまちづくりの指針となるものであります。町は、現在の社会情勢や本町が抱える課題等を踏まえ、総合的かつ計画的な町政運営を図りながら、持続可能で魅力のあるまちづくりを推進することを目的に、今後10年間に杉戸町が目指す町の姿を描いたと説明していますが、本計画には町民の立場からは容認できない問題点が含まれているのであります。以下、その基本的な問題点について指摘いたします。  第1の問題点は、まちづくりの基本理念の中心に自助や共助が据えられているという点であります。町民に対しては、自助や共助が大切だと自己責任を強調する一方、行政が本来負うべき役割や責任が甚だ曖昧にうやむやにされているという点であります。第6次総合振興計画で町が目指すこととなる8つの未来像に共通しているのは、自助、共助の強調と公的責任の曖昧化なのであります。未来像の1、子育てでは、行政だけでなく、地域や企業が少しでも手助けできることを見つけ、まちぐるみで子育てができるまちを目指しますと述べています。未来像の4、健康福祉では、自分の健康を守りながら地域の中で支え合い、助け合うことのできるまちを目指しますと述べています。未来像の5、防災・交通・防犯では、人や地域がお互いを助け合うことができるまちを目指しますと述べています。未来像の8、行財政運営では、行政だけでなく、町民、地域、企業の皆さんが一緒にまちづくりを担っていくことのできるまちを目指しますと述べているのです。  第6次総合振興計画では、8つの未来像ごとに町民・地域・団体・事業者のアクションというものが掲げられているのですが、未来像8で掲げられたアクションには、自助、互助、共助の考え方を持ってまちづくりに協力しますということまで記述されているのであります。お互いに助け合いなさいとか、自助、互助、共助の考え方を持ちなさいということ自体は否定するものでありませんが、そもそもこのようなことは、あくまでも主権者である町民の自主性や判断に委ねられるべきものであって、行政計画の中にわざわざ書き込んで行政の側から町民に求めるようなものではないはずです。一方、杉戸町が果たすべき役割や責務についての記述はどうでしょうか。町が目指している各未来像や未来像ごとに示されている現状と課題の中にも、町が果たすべき役割や責務というものについては全くと言っていいほど触れられていないのであります。町として何をやるのか、行政が果たすべき役割等については曖昧なまま、行政だけではなくと言って、町民に自助、共助を説くのはあまりにも無責任なのではないでしょうか。杉戸町の課題に即してどのようなまちづくりを進めていくのかということを具体的に示しながら、その目標に向かって杉戸町としてはどのような責任と役割を果たすのか、こうしたことこそ総合振興計画には明記すべきなのであります。  第2の問題点は、町民の命と暮らし、地域経済を守るという立場からは相入れない課題や施策が盛り込まれているという点であります。その一つが、未来像4でうたわれている地域共生社会の実現であります。地域共生社会とは、地域福祉推進の主体に地域住民等を位置づけ、介護や障がい者福祉、子育て、生活困窮や既存の制度では対処し切れないひきこもりの高年齢化といった課題に対し、地域住民等が包括的、重層的に支援する体制のことです。国や自治体の責務は、互助のための環境整備に矮小化されているのです。複雑な課題を抱えた人たちが地域で尊厳を持って生きるためには、まず公的支援が保障されることが不可欠です。その上で、住民の主体的な活動があるべきです。地域福祉の理念をゆがめ、公的責任を後退させることとなる地域共生社会の実現を掲げることはやめるべきであります。  第2に、未来像4の施策18や未来像7の施策28などにおいて、公平な負担とか受益者負担の適正化と称して国民健康保険税や介護保険料、上下水道料金の引上げが画策されていることであります。もはや国民健康保険制度などにおいては、収納率の向上や公平な負担というの名の保険税引上げでは、持続的な制度の運用は図れないのであります。加入者の負担軽減こそ施策の中心に据えるべきであります。  第3に、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設の縮減計画がトップダウン的に推し進められようとしていることです。アセットマネジメントの推進は、未来像8の施策34に掲げられています。町はそれぞれの公共施設の設置目的をはじめ、町民や地域コミュニティーに与える影響等についてはまともな考慮もせず、財政支出の削減のみを主な目的として、可能な限り公共施設の縮減を進めるとしているのです。個別施設計画の素案によると、公民館については社会教育法上の位置づけを取り払って、単なる住民センターにしてしまおうというのです。住民センターの管理運営については、地域運営組織や民間事業者に丸投げし、早ければ2023年度から実施に移していこうというのです。公共施設の総量や在り方については、単なるコスト論や人口との関係だけで決めるのではなく、それぞれの公共施設の法的位置づけや目的、町民の暮らしや権利との関わりでどうなのかといった観点に立って、関係住民の参加による検討も十分に行った上で決めていくべきなのであります。  第4に、公共サービスの産業化を進め、新たなビジネス機会の創出を図ろうとしている点であります。町は未来像8の施策33の中で、指定管理者制度やPFI、PPPなどの導入、推進を掲げ、公的部門や公共サービスの市場化を推し進めようとしているのですが、行政が本来やるべき仕事の多くをこのような手法に委ね、開放していくなら、行政の責任や行政サービスにおける公共性というものは著しく後退してしまうことになりかねないのであります。第6次総合振興計画で掲げられている施策の体系や構図には、行政が直接施策を展開するのではなく、もうからないものや面倒なものは地域コミュニティーに、もうかるものは民間に、行政はそうした仕組みづくりに専念すると、こういう考え方が横たわっているのであります。これでは、住民福祉の機関としての自治体の役割や責任は後退し、変質してしまうのではないでしょうか。  今、コロナ禍の下で格差と貧困、そして生活困難が広がっています。今ほど社会のありよう、行政の責任と役割が問われているときはないのであります。主権者である町民の願いにどう応えるのか、具体的な施策や目標と達成への道筋、行政として打ち出すべき手だてをより具体的に示すことこそ町には求められているのだということを重ねて指摘し、反対の討論とします。〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。  6番、大橋芳久議員。       〔6番大橋芳久議員登壇〕 ◆6番(大橋芳久議員) 議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画について、会派創進を代表しまして賛成討論をいたします。  総合振興計画は、町の最上位計画であります。本来は、町民に夢を見ていただくためにつくるべきものであると考えますが、今回の計画は現実に即した計画となったため、人口減、少子高齢化が進展し、財政状況がますます悪くなり、いつよくなるか分からないという現実を直視しながら10年後のまちづくりを進めていかなければなりません。その中でも高い理想を持って各政策の達成目標を掲げたことは、明るい材料だと思います。その数値目標については、私としては非常に達成が難しいと思われる数字で、この数字が職員の方々の負担となり、労働意欲がなくなるのを恐れているのですが、私よりも身近に職員の仕事ぶりを見ている方々が希望は高くとおっしゃっているので、実現可能な数字ではないのかと思っております。必ずや多くの目標が達成されることと思います。そして、それらを達成した暁には、おのずと自然とやさしさがあふれるまちが実現すると期待しております。  以前、自治基本条例の意義について質問をしたときに、条例が仏作って魂入れずにならないようにするというすばらしい答弁をいただきました。この総合振興計画も、自治基本条例と同様に抽象的なもので、その意義がはっきりとは分からないのですが、これだけ審議を重ね、ようやく日の目を浴びるであろうこの総合振興計画という仏には、町長、副町長をはじめ、みんながまちづくり参加するということで、自治基本条例とは違って魂が入ったものになることも確信しております。  そして、最後に新型コロナの影響は、町民の生活についても多大な影響を与えつつあります。これ以上の拡大は、町民の健康、生命や財産を脅かすだけでなく、町民の意見を吸い上げて各課の意見を反映してみんなで苦労してつくった計画を狂わせてしまうおそれがありますので、コロナの早期終息を願いまして、賛成の立場からの討論といたします。〇濵田章一 議長 反対討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 次に、賛成討論の発言を許可いたします。       〔発言する人なし〕〇濵田章一 議長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立多数〕〇濵田章一 議長 起立多数であります。  よって、議案第71号 第6次杉戸町総合振興計画基本構想及び前期基本計画についての件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △意見書案第4号の上程、説明、採決 〇濵田章一 議長 日程第7、意見書案第4号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書を議題といたします。  提出者の仁部前崇議員から趣旨説明を求めます。  5番、仁部前崇議員。       〔5番仁部前崇議員登壇〕 ◆5番(仁部前崇議員) 5番議員の仁部でございます。意見書案第4号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書についてご説明いたします。  本意見書案は、平川忠良、坪田光治、森山哲夫、窪田裕之議員のご賛同をもって提出するものであります。  それでは、意見書案の朗読をもちまして説明に代えさせていただきます。            防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書(案)  現在、世界は異常な気候変動の影響を受け、各国各地でその甚大な被害を被っている。  我が国でも、豪雨、河川の氾濫、土砂崩落、地震、高潮、暴風・波浪、豪雪など、自然災害の頻発化・激甚化にさらされている。このような甚大な自然災害に事前に備え、国民の生命・財産を守る防災・減災、国土強靱化は、一層その重要性を増しており、喫緊の課題となっている。  こうした状況を受け、国においては、重要インフラの緊急点検や過去の災害から得られた知見を踏まえ、国土強靱化を加速化・進化させていくことを目的に、「国土強靱化基本計画」を改定するとともに、重点化すべきプログラム等を推進するための「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を策定し、集中的に取り組んでいるが、その期限が令和3年3月末までとなっている。  現状では、過去の最大を超える豪雨による河川の氾濫・堤防の決壊、山間部の土砂災害等により多くの尊い命が奪われるなど、犠牲者は後を絶たない。今後起こりうる大規模自然災害の被害を最小限に抑え、迅速な復旧復興につながるよう「防災・減災、国土強靱化」はより一層、充分な予算の安定的かつ継続的に確保が必須である。  よって、国におかれては、下記の措置を講じられるよう強く要望する。                          記 1 令和2年度末期限の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の更なる延長と拡充を行うこと。 2 地方自治体が国土強靱化地域計画に基づき実施する対策に必要な予算の総額確保を図ること。 3 災害復旧・災害関連予算の確保や補助対象の拡大を図るとともに、国土強靱化のための財源を安定的に確保するための措置を講ずること。また、その配分に当たっては、社会資本整備の遅れている地方に十分配慮すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和2年12月8日                                        埼玉県北葛飾郡杉戸町議会  (提出先)  衆議院議長 大島 理森  参議院議長 山東 昭子  内閣総理大臣 菅  義偉  財務大臣 麻生 太郎  総務大臣 武田 良太  国土交通大臣 赤羽 一嘉  内閣官房長官 加藤 勝信  国土強靱化担当大臣 小此木 八郎  防災担当大臣 小此木 八郎    あて  以上であります。ぜひともご議決を賜りますよう、よろしくお願いいたします。〇濵田章一 議長 以上で意見書案に対する趣旨説明を終わります。  お諮りいたします。この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕〇濵田章一 議長 ご異議なしと認めます。  よって、この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。  これより採決いたします。  意見書案第4号 防災・減災、国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書を議決し、関係行政庁に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。       〔起立全員〕〇濵田章一 議長 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり議決し、関係行政庁に意見書を送付することに決定いたしました。                          ◇ △議員派遣の件 〇濵田章一 議長 日程第8、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり行いたいと思います。これにご異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕〇濵田章一 議長 ご異議なしと認めます。  よって、議員派遣の件は、お手元に配付いたしましたとおり決定いたしました。                          ◇ △閉会中の継続調査の件 〇濵田章一 議長 日程第9、閉会中の継続調査の件を議題といたします。  各委員長からお手元に配付いたしました一覧表のとおり、閉会中の継続調査の申出がございます。  お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査として各委員会に付託することにご異議ございませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕〇濵田章一 議長 ご異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査として各委員会に付託することに決定いたしました。                          ◇ △町長挨拶 〇濵田章一 議長 次に、町長から挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  町長。       〔古谷松雄町長登壇〕 ◎古谷松雄町長 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。  今定例会におきましては、11月26日の開会より13日間にわたりまして、多数の重要案件につきまして熱心にご審議をいただいたところでありますが、議員各位におかれましては諸議案のご議決を賜り、心より感謝申し上げる次第でございます。ご議決いただきました各案件につきましては、遺漏のないよう執行してまいりたいと存じます。  いよいよ厳寒の季節となりますことから、皆様方にはくれぐれもご自愛の上、ご多幸な新年を迎えられますようお祈りいたしまして、御礼のご挨拶といたします。ありがとうございました。                          ◇ △閉会の宣告 〇濵田章一 議長 以上をもって本定例会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  これにて本日の会議を終了いたします。  これをもって令和2年第5回杉戸町議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。       閉会 午後 4時29分...